小論文対策

小論文はテーマの正確な理解がポイント

2次試験の要、小論文。受験直前まで学科試験対策にかかりきりになり、小論文対策は一次試験後となってしまう受験生は少なくありませんが、それでは遅い!というのは今や常識です。

なぜなら、小論文は「ただ文章を書けばよい」というものではないから。攻略にはさまざまなノウハウや下地が必要になってきます。そして、合格に値する小論文をつくりあげるためには、「正しい論理構成で文章を書く訓練をたくさんする」ことが肝要です。

それには第三者による添削指導も欠かせません。一次試験の良い結果を小論文・面接でひっくり返されてしまうことがあるのが医学部受験の怖いところ。しっかりとした対策・練習のうえで本番に臨みましょう。


出題形式・傾向を知る

まず、全般的に対策すべきは以下のようなテーマです。

  1. 医療問題
  2. 幅広い教養を問う一般的な問題
  3. 理科的な知識を問う問題

また、出題形式は大学により様々で、大きく以下のように分類されます。

  1. 一行程度でテーマを与え、そのテーマに基づいて論述させる
  2. 課題文を読ませ、そのうえで自分の考えを論述させる
  3. 課題文を要約またはタイトルをつけさせ、自分の考えも述べさせる

ほか、現代文の試験のように文章を読ませ各問いに答えさせる、資料を読み取らせる、絵や写真を題材に考えを述べさせる、材料を与えて物語を作らせる、といったタイプも見られます。また、英文で課題が出され、英語力と論理力の両方を問う問題も多くの大学で出題されます。


論理的な文章を組み立てる訓練をする

まず大切なのは、出題の意図(=何が問われているのか)を正確に理解することです。その上で、意図に答える自分なりの回答に導くための論理構成を行います。

小論文対策にあたっては、苦手意識を感じる理系学生が多く見受けられますが、論理的な思考を求められる小論文はむしろ理系向きといえます。

感覚的に問題を解く傾向にある文系学生は、出題意図云々よりも自分の思いの丈を述べることを主眼とし、情緒的な表現や語彙で文章をうまくまとめたような気になりがちですが、ここが落とし穴。小論文においてこのようなごまかしは通用しません。

自分のクセや足りない部分を、自分だけで見抜くのはとても難しいこと。またテーマや出題形式によって、小論文の書き方は変わってきます。

限られた時間のなかで出題意図をキャッチし、論理を組み立て、結論に導く文章を完成させるためには、とにかく添削指導を数こなし、どんな問題がきてもブレずに正解の論理を導き出せるよう訓練することが必要になるのです。


小論文の基礎~医療系テーマ別攻略法の具体的指南

では、具体的にどのようにして小論文を攻略するのか?

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ここでは、設問意図の理解、文の形成、段落分けから結論にいたるまでの論文作成における様々なスキルの身につけ方を、例をあげながらくわしく解説します。

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