医学部の教育の特徴と入試過去問
1年次より臨床系科目をスタートする新カリキュラムで、多彩な学問分野を横断的に統合。教室での講義時間を減らし、PBLや医療総論(早期臨床体験学習)に重きを置く。2000年より臨床実習においてクリニカル・クラークシップを取り入れ、学生が医療チームの一員としての自覚をもって診療に参加できるよう工夫している。語学系、人文・社会系、自然系などからなる総合教育科目も充実。
キリスト教的人類愛を根幹とし、生命の尊厳を基調とする全人的医療を実践するためそれを可能にする良医の育成を目指している。各学年において問題解決型の学習や臨床体験を行うことで、学生の主体性を育て、進んで医学を学ぼうとするモチベーション生成を促すほか、総合教育科目には個性あふれる自己形成のため幅広い選択肢を持たせ、様々な知識の習得を可能としている。
1年次より「医療総論」「疾患」「症候」など専門科目の講義・実習を行い、問題解決型の学習や臨床体験を通じて早くから医師としての自覚を促す。5年次からの臨床実習は大学病院・附属病院の各科を1~2週間ずつ回る形をとり、診断から治療まで実践を通して学ぶ。6年次の「総合医学教育」は時代の要請を取り入れながら学生の希望にそって行う一貫教育の集大成的位置づけ。