医学部の教育の特徴と入試過去問
2003年度、文部科学省の「特色GP」に本学の「医療者育成のための学習評価システム」が選定され、以来全国実施の共用試験(CBT)で高い評価を受けている。「総合教育」「生命の科学」「研究」「医療(診療)の実施」を4本の柱とした6年一貫カリキュラムで良き臨床医の実現をはかる。1年次に使用する国領キャンパスと2年次以降に学ぶ西新橋キャンパスの2つのキャンパスからなる。
「病気を診ずして病人を見よ」という建学の精神にのっとり、豊かな人間性、バランスのとれた知識と技術をもった良き臨床医を育てる。また、疾病を克服し、人類の健康を増進するための医学の基本知識や技能・習慣・態度を習得した上で、オリジナリティのある研究を行える医学研究者の養成を目指している。そのため、良識ある医師たるべき責任感、使命感および倫理観を養うことに重きをおく。
4本の柱のひとつ「総合教育」では少人数で人文科学、社会科学などを学び、人間性や倫理的判断能力を養う。「生命の科学」では然科学、基礎医学、社会医学を臨床医学と連携させ、科学的判断能力と医療技術開発の素養を身につける。「研究」では、研究テーマを自ら選び発表するまでのフローで「研究とはなにか」を体得する。「医療(診療)の実施」では、臨床医学の実際と科学的根拠を身につける。