医学部の教育の特徴と入試過去問
地域医療学センターを設置し、地域医療に対応できる総合医の養成を主な目標にこれまで3000名以上を輩出、多くが僻地医療などに貢献している。6年一貫カリキュラムを敷き、低学年から臨床との関連に重点をおいた教育を行うことで理解を深め、学習意欲を高める。入試においては都道府県ごとに2~3名を選抜するシステムをとり、卒業後は一定期間、出身都道府県で各知事の指示に基づき勤務を行う。
「地域社会での医療の確保と向上」、「地域住民の福祉増進」という社会の要請に応えるべく設立。主に、僻地や医療過疎地を含む地域医療を進んで行う気概と高度な医療能力とをあわせ持った総合医の養成につとめる。基礎医学では学問の本質から教育し、患者の例をあげて臨床と結びつけて指導を行うことで、医師としての自覚を早くから形成し学習意欲を高めることを目指す。
総合医療に関連した教育を重視。入学当初から医学医療入門や医療人間論にふれて効率的な学習および動機付けを行うとともに、早期体験実習や地域保健福祉実習、地域医療Ⅱ(院外BSL)などの実習を活用して僻地医療への関心も高める。4年次から臨床実習に入り、他大学よりも長時間にわたって病棟・外来・手術室での経験を積み、真の教科書たる患者から学ぶ姿勢を養う。