医学部の教育の特徴と入試過去問
首都圏に計8箇所ある付属病院施設を活用した臨床教育の充実ぶりがまず挙げられる。そのほか、低学年次に医療現場に接する機会が設けられていること、西洋以外の医学を学ぶ「統合医学」の講義があることも特色。学校生活においては指導担任制度というユニークな制度をとり、教官がそれぞれ5人ほどの学生を担当し、成績や出欠を把握し勉学・生活両面において相談にのる。
1928年の設立時にかかげた「優れた臨床医の育成」を今日まで継続し、毎年優れた医師を輩出している。教育カリキュラムは、教養科目、基礎科目、基礎医学科目 、臨床医学科目のそれぞれが学年をまたいで「くさび形」に設計され、効果的に総合理解につなげる。教官と学生との交流も重視しており、在学中にとどまらずお互いに発見のある発展的な関係を構築している。
2年次の61日にわたる解剖学実習を始めのべ15週の実習を設け、じっくりと基礎を身につける。また「呼吸器」「神経」など、専門医学をテーマごとに基礎から治療に至るまでまとめて学習し、知識と技術を統合された形で習得する。医学に不可欠なコミュニケーション分野では、医学英語の徹底学習とともに「日本語対話法」を用いてコミュニケーションスキルアップを目指す。