愛知医科大学の傾向と対策

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マークシート・記述式の大問6〜8題

例年読解問題4題を含む。試験時間は100分。

やや難レベル、読解力、文法・語彙力が必要

読解問題のテーマは様々、設問は空所補充、語句製序、英文和訳、内容説明など。英文のテーマは多岐にわたるものの比較的読みやすいが、設問はやや難といえる。また読解問題内で文法・語彙力も試される。単体の文法・語彙問題は空所補充、語句製序、誤り指摘などで、難易度は標準的。記述式の問題には内容説明や英文和訳、英単語の記述などがある。

分析者:久村

記述式の大問5題

数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)からの出題。試験時間は100分。

基本〜やや難、計算力養成を

頻出はベクトルと微積分法。解答形式はほとんどが計算過程を示すものだが、証明・図示問題も出題されている。基本〜標準レベルの問題が多いが、高度なテクニックや思考を必要とされる問題が出題されることもある。答えの数値や式が複雑な結果になることもあるが、計算力に自信をつけて正答を導き出そう。教科書の章末問題をマスターしたら、より高度な問題集に挑戦するとよい。

分析者:松村

記述式の大問3題

物理Ⅰ・Ⅱ(原子、電子と物質の性質および原子と原子核を除く)からの出題。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して時間は短い。

標準〜やや難、力学・波動・電磁気から出題

例年、力学、波動、電磁気の3分野から幅広い項目にわたって出題されている。標準的な難易度の問題が中心。教科書レベル以上の問題もあるが、まずは基礎〜標準レベルの問題の取りこぼしをなくすこと。ほぼ記述式だが、語句や図を選択する問題、数値・文字計算での空所補充もある。

分析者:寺田

記述式の大問4題

化学Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目120分で、問題内容に対してやや短め。

出題意図が明白、基本事項の徹底を

理論、無機、有機の各分野から出題される。全体的に化学Ⅰからの基本問題が多いなか、化学Ⅱからは天然有機化合物が毎年必ず出されているほか、応用問題が目立つ。理論では反応速度と化学平衡、無機ではリード文や表を使っての設問、有機では脂肪族・芳香族化合物と総合的な天然有機化合物の出題がある。全体的に難易度は高くないが、化学反応式や計算問題による問題が多いので時間配分に注意が必要。

分析者:古牧

記述式の大問4題

生物Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目120分で、問題量に対して短い。

標準〜やや難、応用力を磨こう

選択問題、語句の記述問題、短文での論述問題、正誤問題、図・表の解釈問題、描図問題、計算問題などからなる。頻出は遺伝、タンパク質と生物体、動物の反応。近年、図やグラフから推測させる問題など応用力を求められるものが増えているほか、最新の知識を問う問題も出題されているため、難易度が上がってきている。オリジナリティの高い計算問題など過去問との類似点は多々あるので、過去問演習は有効。

分析者:高橋