藤田保健衛生大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
記述式の大問3題
読解問題が中心。試験時間は80分で問題文に対して短い。
難易度にばらつき、長文読解対策を
どの大問においても英語の長文が扱われ、速読力と正確な読解力が求められる。設問は空所補充、内容説明、要約、同意表現など多様で、語形変化や語句製序など文法・語彙関連の問題も盛り込まれている。対策としては、様々な設問形式をもつ長文読解問題を数多くこなしておくこと、医療系テーマの英文を重点的にあたること、英文法・語彙の基本を固めておくこと。
記述式の大問4〜6題
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cからの出題で、結果のみを問われる全問完成式。試験時間は80分で、問題量に対して短い。
難易度は標準、総合力を問われる
基本〜標準レベルの問題が幅広い分野にわたって出題されるので、出題範囲の基本をどれだけカバーし迅速に解いていけるかがカギとなる。教科書の例題〜章末問題レベルの問題を完璧にマスターし、どれも手際よく処理できるよう準備しておこう。範囲のなかでは微積分法、三角関数、方程式、確率、二次関数の頻出度が比較的高いほか、図形を用いた問題、物理学的な背景のある問題も出題されることがある。
記述式の大問4〜7題
物理Ⅰ・Ⅱからの出題。近年、大問の減少傾向が続いている。試験時間は2科目120分で、問題内容に対してかなり短い。
標準〜やや難、基本の根本理解が必要
様々な分野からバランス良く出題されるが、力学にややウェイトがおかれている。答えのみを書かせる形式が多く、前の設問の解答をもとに次の設問を答えさせるなど小問どうしが関連するものもあるため、1つのケアレスミスが大量失点をまねく恐れがある。また問題内の誘導も少ないので、自力で解答にたどり着くためには深い理解が必要。教科書を徹底的にマスターしておくこと。年度によっては描図、論述も。
記述式の大問4〜6題
化学Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して妥当。
難易度は標準的、高得点勝負に
理論と有機を中心に、全分野からバランス良く出題される。理論では中和滴定や酸化還元反応、化学平衡、電気分解、実験手順や実験器具などを、有機では主な化合物の構造体、物質の合成工程、天然高分子化合物などは確実におさえたい。難易度は教科書を理解していれば解けるものが大半なので、広範囲の基本をきちんとマスターし、ミスなく解答すれば高得点につながる。
記述式の大問4題
生物Ⅰ・Ⅱからの出題。描図、論述など解答形式が幅広い。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して短め。
基礎をふまえて記述・論述対策を
動物の反応、タンパク質と生物体などが頻出。生物・医学分野の時事トピックスが扱われることも多い。問題の難易度は基本的だが、思考力を必要とされる論述、計算、描図問題にそなえ、教科書の内容をしっかりと理解し様々な問題形式での演習をつんでおくことが望ましい。計算問題については、生物Ⅰそして生物Ⅱの遺伝子関連問題をきっちりおさえておくこと。