自治医科大学化学2013年第3セット

  • 11 A、B、Cの異なる1価の酸の水溶液に対して、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和滴定を行った。それぞれの滴定曲線から3つの酸の分子量の関係について正しいものを選べ。ただし、滴定に用いた各酸の水溶液における溶質の質量は同じとする。
    jichiika-2013-chemistry-3-1
    jichiika-2013-chemistry-3-2
    jichiika-2013-chemistry-3-3
    • (ア)A<B<C
    • (イ)A<C<B
    • (ウ)B<A<C
    • (エ)C<A<B
    • (オ)C<B<A
  • 12 ブレンステッド・ローリーの定義で、酸と塩基の両方の働きを持たないのはどれか。
    • (ア)$\text{HS}^-$
    • (イ)$\text{H}_2\text{O}$
    • (ウ)$\text{CO}_3{^{2-}}$
    • (エ)$\text{HPO}_4{^{2-}}$
    • (オ)$\text{HSO}_3{^-}$
  • 13 濃硫酸の性質として誤りはどれか。
    • A:食塩に加えて加熱すると、塩化水素を発生する。
    • B:加熱すると、非金属を酸化できない。
    • C:銅に加えて加熱すると、二酸化硫黄を発生する。
    • D:スクロース(ショ糖)に加えると、炭素が遊離する。
    • E:金属に加えると、水素を発生する。
    • (ア)AとC
    • (イ)BとA
    • (ウ)CとD
    • (エ)DとE
    • (オ)EとB
  • 14 ハロゲンの性質について正しいのはどれか。
    • A:常温で固体のものは存在しない。
    • B:一定の酸化数を示す。
    • C:ハロゲンの単体はハロゲン化物の還元で得られる。
    • D:ハロゲン化水素の水溶液には弱酸のものが存在する。
    • E:酸化力の強さは原子番号の小さいものほど大きい。
    • (ア)AとC
    • (イ)BとA
    • (ウ)CとD
    • (エ)DとE
    • (オ)EとB
  • 15 以下の反応式からオストワルト法で70%の硝酸30kgを得るためには、標準状態で何m3のアンモニアが必要か。もっとも近い値はどれか。ただし各反応は完全に進むものとする。
    • (1)$4\text{NH}_3+5\text{O}_2\longrightarrow4\text{NO}+6\text{H}_2\text{O}$
    • (2)$2\text{NO}+\text{O}_2\longrightarrow2\text{NO}_2$
    • (3)$3\text{NO}_2+\text{H}_2\text{O}\longrightarrow2\text{HNO}_3+\text{NO}$
    • (ア)5.5
    • (イ)6.5
    • (ウ)7.5
    • (エ)8.5
    • (オ)9.5