自治医科大学化学2012年第1セット
- 19世紀初めに、『すべての物質はそれ以上分割できない粒子が集まってできている』と提唱したイギリスの科学者による発見はどれか。
- (ア) 反応熱は反応経路によらず、反応の始まりと終わりの状態で決まる。
- (イ) 陰極または陽極で変化する物質の量は流した電気量に比例する。
- (ウ) 気体の反応における体積比は簡単な整数比になる。
- (エ) 同温、同圧、同体積の気体の中には、同数の分子が含まれる。
- (オ) 2種類の元素AとBが複数の化合物をつくるとき、一定質量のAと化合するBの質量は簡単な整数比になる。
- 原子について誤りはどれか。
- (ア) 質量の大部分は原子核にある。
- (イ) 原子核の直径は、原子の直径に比べてかなり小さい。
- (ウ) 電子殼のM殻には、最大18個の電子を収容できる。
- (エ) 電子殻は原子核を中心として三次元的に広がっている。
- (オ) 最外殼電子数が2である希ガス原子の原子核における電気量は$1.602\times10^{-19}$ Cである。
- ある容器に、標準状態で1,680 Lの混合ガスが充填されている。混合ガスは、ヘリウム、窒素、酸素からなり、それそれの体積組成は、30%、50%、20%である。この容器内に存在する原子の総数はいくらか。もっとも近い値を選べ。
- (ア) $2.3\times10^{25}$
- (イ) $4.5\times10^{25}$
- (ウ) $5.4\times10^{25}$
- (エ) $7.7\times10^{25}$
- (オ) $9.0\times10^{25}$
- 電子式で表したとき、共有電子対と非共有電子対の数が等しい分子はどれか。
- (ア) $\text{SCl}_2$
- (イ) $\text{CS}_2$
- (ウ) $\text{HCN}$
- (エ) $\text{CH}_3\text{I}$
- (オ) $\text{HBrO}$
- 図は、原子番号と第1イオン化エネルギーの関係を表している。$\alpha$と$\beta$の原子からなる化合物について正しいのはどれか。
- A. 組成式は$\alpha\beta$で表される。
- B. 結晶はもろくくだけやすい。
- C. 固体、液体ともに電気を通さない。
- D. $\alpha\beta$間はクーロン力で結合している。
- E. 融点や沸点は高い。
- (ア) AとBとC
- (イ) AとBとE
- (ウ) AとDとE
- (エ) BとCとD
- (オ) CとDとE
- 0.5 molの水酸化ナトリウム(固)を0.5 molの塩化水素を含む希塩酸と直接反応させると50.0 kJの熱量が発生した。塩化水素と水酸化ナトリウムの水溶液の中和熱を56.5 kJとすると、水酸化ナトリウム(固)の溶解熱はいくらになるか。
- (ア) 6.5 kJ
- (イ) 13.0 kJ
- (ウ) 43.5 kJ
- (エ) 106.5 kJ
- (オ) 156.5 kJ