自治医科大学生物2013年第2セット
- 6 無性生殖と比べて有性生殖により顕著な特徴はどれか。
- a.生殖の効率がよい。
- b.環境変化に対応できる。
- c.減数分裂を必要としない。
- d.短期間に多数の子を生み出す。
- e.子に遺伝的な多様性が生じる。
- ア.a c
- イ.b d
- ウ.c e
- エ.a d
- オ.b e
- 7 被子植物に関する記述で正しいのはどれか。
- ア.胚のう母細胞は、減数分裂を経て1個の胚のう細胞と小さな2個の細胞になる。
- イ.胚のう細胞は3回の核分裂によって4個の核をもつ胚のうになる。
- ウ.反足細胞は卵細胞のとなりに形成される。
- エ.精核はそれぞれ卵核と2個の極核に合体する。
- オ.受精卵は体細胞分裂をくり返して胚乳を形成する。
- 8 ウニの卵割の記述で正しいのはどれか。
- ア.第1卵割は経割である。
- イ.16細胞期には動物極側に4つの小割球ができる。
- ウ.卵割腔は多層の細胞で囲まれている。
- エ.繊毛は桑実胚期に細胞の外側表面に生じる。
- オ.卵割の速度は体細胞分裂に比べて遅い。
- 9 ヌマムラサキツユクサの若いつぼみから取り出した葯(やく)をスライドガラス上で破り、酢酸オルセイン溶液で5分間染色した。カバーガラスをかけて顕微鏡で細胞の染色体を観察し、つぼみの大きさと減数分裂の進行段階を表1にまとめた。二価染色体となっていた相同染色体が、両極に分配された状態をはっきりと観察するには、どの大きさのつぼみを観察に使えばよいか。
+:該当する細胞ありつぼみの大きさ 減数分裂 第一分裂 第二分裂 前期 中期 後期 終期 前期 中期 後期 終期 2.00~2.25mm未満 + + 2.25~2.50mm未満 ++ 2.50~2.75mm未満 + ++ ++ ++ 2.75~3.00mm未満 + + 3.00~3.25mm未満 +
++:該当する細胞多数あり
表1- ア.2.00~2.25mm未満
- イ.2.25~2.50mm未満
- ウ.2.50~2.75mm未満
- エ.2.75~3.00mm未満
- オ.3.00~3.25mm未満
- 10 イモリの初期胚を局所生体染色法により染色し、細胞群の移動を調べた(図1)。尾芽胚に示すAとBは、初期胚で染色されたどの部位に由来するか。
- ア.A-1、B-3
- イ.A-1、B-5
- ウ.A-1、B-8
- エ.A-3、B-5
- オ.A-3、B-8