金沢医科大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
全問マークシートの大問5〜7題
読解、文法・語彙、発音、会話文など。解答総数は35個前後。試験時間は60分。
標準レベルの多彩な問題
例年3〜4題出される読解問題の長文はおもに論説文で、医学、科学関連のテーマが選ばれることが多い。設問は空所補充、内容説明のほか同意表現、語句製序など文法・語彙関連のものもある。文法・語彙問題、会話文では空所補充が主。会話文においてはまとまった語句数の空所補充が求められるので、様々な会話文を頭に入れて流れを埋められるようにしたい。
全問マークシートの大問5題
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)・C(式と曲線)からの出題。試験時間は60分。
難易度は標準的、計算量多し
範囲内からまんべんなく出題されるが、頻出は微積分法、数列、ベクトル、図形と方程式など。全体的に計算を要する問題が多いので、計算力をアップすることがまず必須。全問マークシート方式の空所補充問題であるだけに、計算ミスが命取りとなる。また図を描くことで効率よく解ける問題がいくつか見られるので、的確に図を描いて考える習慣をつけるとよい。
全問マークシート方式の大問4題
物理Ⅰ・Ⅱ(選択分野は物質と原子)からの出題。試験時間は2科目120分。
難易度は標準的、電磁気から必出
力学、電磁気分野からはほぼ必出。次に波動、原子の順で頻出となる。ほとんどの問題が標準レベルだが、例年複雑な計算問題が数問含まれる。数値計算も出題されるので、有効数字の扱いにも慣れておきたい。そのほか、特に難問は見当たらない。教科書の内容を取りこぼしなく完全に理解すること。
全問マークシートの小問集合形式
小問の総数は年度によりばらつきあり。試験時間は2科目120分。
基本〜標準、理論に重き
理論、無機、有機それぞれにわかれて小問集合体が構成されている。試験時間は2科目で120分。ウェイトのおかれている理論分野からはほぼ全ての項目から設問が作られているため、徹底的にマスターしよう。計算問題もよく出題される。無機分野では、気体の発生や性質・反応、様々な金属元素の性質・反応が頻出。有機分野では、異性体、糖類、アミノ酸、タンパク質が頻出。
全問マークシートの小問集合形式
生物Ⅰ・Ⅱ(生物の分類と進化、生物の集団の両分野)からの出題。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して短い
難易度に差あり、設問にクセあり
幅広い範囲にわたって出題されるが、頻出は細胞の機能と遺伝子、基礎医学の解剖・生理学につながる動物の反応、恒常性関連、ヒトの生理など。基本問題から医学概論の知識を問う内容まで難易度の幅が広く、また複数回答の個数を明らかにしないなど設問が優しくないので、迷いを呼び全体的に難しく感じがち。過去問を攻略して対策しよう。