関西医科大学の傾向と対策

入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします

記述式の大問4題

文法・語彙2、読解2の計4題。試験時間は80分。

難易度は標準的、読解・語句製序対策を

主な解答形式は選択式で、一部記述式が含まれる。語句製序による文法・語彙問題は、「指示されたアルファベットから始まる語を補って」という条件づけをされることが多い。問題量が多いので、要領よく解答していくために過去問演習を積むことが望ましい。読解問題では、慣れない語彙や語句がよく使われ、推測力・思考力・分析力を問われる。

分析者:久村

記述式の大問4題

数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(統計とコンピュータ、数値計算とコンピュータ除く)・Cからの出題。大問のうち1題は小問集合形式。試験時間は90分で、問題内容に対して短い。

難易度は標準的、数学Ⅲ・Cを重視

数学Ⅲ・Cからの出題が多く大問3題のうち平均して2題があてられている他、1題は微積分法から出題される。また毎年のように行列の出題もある。その他では確率が頻出。また年度によっては図示問題、証明問題もみられる。特に難しい問題はないが、問題数の多さに加えて計算を必要とされる問題も目立つため、時間との戦いとなる。

分析者:松村

記述式の大問4〜5題

物理Ⅰ・Ⅱ(原子と原子核は選択問題として出題)からの出題。必須問題3〜4題と選択問題1題からなる。試験時間は2科目120分。

難易度は基本〜標準、教科書知識の定着を

解答方式は空欄補充、論述、描図など。幅広い範囲から出題があるが、物理的な知識を問う問題、物理現象を定性的に問う問題が頻出といえる。基本〜標準レベルの問題が多く、教科書の本文そのものについての問題がみられるので、まずは教科書の知識の定着を図りたい。このとき、公式の導出過程や物理法則を深くまで理解し、応用問題にも対応できるよう取り組むこと。

分析者:寺田

記述式の大問4題

化学Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目120分。

難易度は基本〜やや難、計算力向上を

計算問題の比率が高く、ほか記述、論述、選択方式など様々な形式がある。分野では理論と有機が重視されており、理論からは酸・塩基、化学平衡が頻出。論述問題も出題されているので根底からの理解を心がけよう。有機からは天然有機化合物、合成高分子化合物の分解・生成が頻出。無機分野からの出題は多くないが、陽イオンの性質や陽イオンの系統的分離に重点がおかれる傾向がある。

分析者:古牧

記述式の大問5題

生物Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目120分で、問題量に対して短め。

標準的で幅広い理解を試す出題

選択式を中心とした出題形式。範囲全体の知識を問う問題構成で、幅広い分野での標準的な理解が求められる。まずは教科書で全範囲にわたり確実な基礎知識を定着させよう。また設問や選択肢に工夫がみられるので、時間内に多くの問題をこなせるよう過去問演習に時間を割こう。生物Ⅱからの出題、特に代謝に関する問題にやや難問が見られる。

分析者:高橋