川崎医科大学の傾向と対策

入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします

全問マークシートの大問4〜5題

文法・語彙問題、読解問題の構成で、解答総数は30〜37問。試験時間は80分。

難易度は標準的、細かいニュアンスに注意

文法・読解問題は空所補充、誤り指摘、読解問題は空所補充、総合的な問題とに分かれ、読解の総合問題では英文でも設問もある。英文のテーマは医療や健康関連がほとんど。難易度は概ね標準的だが、英文の細かいニュアンスを読み分けることを求められたり、設問には細かいミスリードをさそうものがあるので慎重に取り組もう。

分析者:久村

全問マークシートの大問3題

数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(統計とコンピュータ、数値計算とコンピュータを除く)からの出題。試験時間は80分で、問題内容に対して短め。

難易度は標準、計算に手間

頻出は微積分法、図形と方程式、三角関数など。2012年度は数学Ⅲから多く出題があった。難易度は基本〜標準レベルだが、計算に手間のかかる問題が多いため、速くて確かな計算力が必要とされる。また、流れに乗りにくい問題にも、順応力をもって取り組めるようにしたい。途中式などでの加点が得られないため、ミスなく正解に辿り着けるよう演習を積んでおこう。

分析者:松村

全問マークシートの大問2題

物理、科学、生物各2題のなかから4題を選んで解答する形式。試験時間は4題で120分、問題量に対して短い。物理は物理Ⅰ・Ⅱ(選択分野からは物質と原子)からの出題。

難易度は基礎〜標準、思考力を問われる

1題が2、3題に分割されていることも多く、例年全範囲からまんべんなく出題されているといえるが、特に力学、電磁気分野からは毎年出題がある。問題は基本〜標準レベルで誘導も丁寧なため難しくはないが、思考力を働かせる必要がある。また時間の少ないなかで解答する問題を選択し、全て解答するのは容易ではないため、過去問を使ってシミュレーションしよう。

分析者:寺田

全問マークシートの大問2題

物理、科学、生物各2題のなかから4題を選んで解答する形式。試験時間は4題で120分、問題量に対して短い。化学は化学Ⅰ・Ⅱ(選択分野からは生活と物質、生命と物質の両分野)からの出題。

難易度は基礎〜標準、計算力が必須

各大問は独立した小問6〜12問からなり、問題数は多い。全範囲からまんべんなく出題されており、全般の基礎事項の定着度が試される。頻出事項は、強いていえば原子の構造、金属元素・非金属元素の性質や反応、官能基など。難易度は教科書の基礎を理解できていれば充分だが、計算問題が多いので、多数正解に導くためにも速くて正確な計算力が必須。

分析者:古牧

全問マークシートの大問2題

物理、科学、生物各2題のなかから4題を選んで解答する形式。試験時間は4題で120分、問題量に対して短い。生物は生物Ⅰ・Ⅱ(選択分野からは生物の分類と進化、生物の集団の両分野)からの出題。

難易度は基本的、動物の反応が頻出

大問内に多数の小問が設置され、問題数は多く多分野からの出題となっている。頻出は動物の反応を筆頭に、植物の反応、細胞、遺伝情報など。難易度は基本的だが、図などからの出題では見落としやすい部分を突いてきており、時間のないなかでミスせず迅速に正答していくためには過去問演習を徹底し、実践練習を積んでおくことが一番の近道である。

分析者:高橋