慶應義塾大学化学2012年第1問

次の設問に答えよ。
  1. 次の(A)~(F)の物質について、その物質量が多いものから順に記号を並べよ。
    • (A) 標準状態で40.32Lのアルゴン
    • (B) ナトリウム原子3.0×1024
    • (C) 64gの銅
    • (D) 142.0gの塩素
    • (E) 1molのエタノールを完全燃焼させたときに生成する水
    • (F) 7.8gのベンゼンを完全燃焼させたときに生成する二酸化炭素
  2. 下記の文章を読み、(ア)~(オ)を適切な語句で埋め、問いに答えよ。

    デンプンやタンパク質は分子量が104を超え、1分子の直径も10-9mを超すほどの大きな分子であり、水に溶かすだけで(ア)溶液となる。

    水酸化鉄(III)の(ア)溶液に少量の電解質を加えると、沈澱を生じる。この現象を(イ)という。これに対し、デンプンやタンパク質の(ア)溶液は多数の(ウ)が強く結合しているため、少量の電解質では沈澱が生じないが、多量の電解質を加えると沈殿する。この現象を(エ)という。

    また、タンパク質の(ア)溶液における電気泳動では、水溶液の(オ)依存性がみられる。この理由を簡潔に述べよ。