慶應義塾大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
大問4〜6題、記述式が主
解答は記述式+選択式。試験時間は90分で問題内容に対して短め。
応用力が必須、時間配分に注意を
難易度は高い。読解問題で使われる英文自体は評論やエッセーなど、標準的で読みやすいものが多いが、語彙は難しいものが多く、設問では行間を読む力を要求される。日頃から語彙力増強にはげみ、わからない単語や文脈についても類推して正解に導ける応用力を養おう。また英文和訳、内容説明、英作文など本格的な記述問題が多いため、時間配分に充分注意し、確実な問題から素早く解いていく戦略も重要。
大問4題の記述式
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)・C(行列とその応用、式と曲線)からの出題。小問集合形式を含めた大問4題。試験時間は100分で問題に対して短い。
難易度に幅、総合力が問われる
年度により多寡があるが必ず完成式の問題が含まれているのが特徴。また証明問題が頻出で、全体としても問題数が多いので時間との戦いとなる。分野では微積分法、確率、数列、二次関数が繰り返し出題されているほか、複数の分野が複合した問題が出されることも多く総合力と洞察力が試される。対策としては、まずは基本事項をきっちりとマスターし、計算力や応用的思考を養うこと。
大問3〜4題の記述式
小問集合含む大問3〜4題。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して短め。
やや難、力学・電磁気が中心
論述問題、空所補充問題、描図問題など多様な問題が出題される。分野は例年力学と電磁気、原子を中心に出題され、これらの分野の融合問題も多い。実験結果についての類推や説明、グラフ化などが求められ全体的に思考力を試される問題構成となっており、時間内に高得点をあげるためには計算問題の迅速な処理、柔軟な思考、的確な表現ができるよう念じながら演習を重ねよう。
大問3題の記述式
計算、論述、描図などの記述式。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して短い。
難易度に幅、理論中心の出題
主要となる理論分野はほぼ計算問題、論述問題で構成され、反応速度や化学平衡、電離定数とpHなどが頻出。無機分野は理論とからめて扱われることが多く、化学反応式が頻出。有機では天然有機化合物がよく出題されるほか、生命と物質についてもおさえておきたい。計算力に加えて全体的に論理的な思考力が試されており、基礎力・応用力ともに必要。
大問3題、論述多し
〜からの出題。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して短い。
字数制限のない論述問題(複数)、記述・選択、描図問題などで構成されており、時間的にも厳しいなかでの解答となる。頻出分野は遺伝情報、動物の反応、分類・進化など。動物の反応では、恒常性やホルモンなどがよく出題される。近年増加しているのはタンパク質関連。難易度は総じて高く、正確な理解力と論述力、計算力を兼ね備えて初めて解ける問題が多い。