北里大学化学2012年第2問
次の1~4の問に答えよ。答は各問の(1)から始まる選択肢の中から選べ。
- 次の記述のうち、誤っているものはどれか。9
- (1) 銀に希硝酸を加えると一酸化窒素が発生する。
- (2) 硝酸銀は光が当たると分解しやすいので褐色瓶中に保存される。
- (3) 白金電極を用いて硝酸銀水溶液を電気分解すると陽極では酸素が発生する。
- (4) 硝酸銀水溶液に硫化水素を通じると黒色の沈殿が生じる。
- (5) 硝酸銀水溶液に金を浸すと銀が析出する。
- ハロゲン化銀に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。10
- (1) ハロゲン化銀はチオ硫酸ナトリウム水溶液に溶けやすい。
- (2) フッ化銀は水に溶けにくい
- (3) 塩化銀はアンモニア水に溶けやすい。
- (4) 臭化銀に光を当てると銀が遊離する。
- (5) ヨウ化銀の結晶は黄色である。
- 次の文章を読み、(I)、(II)の問に答えよ。
水溶液中の塩化物イオンは、その水溶液を硝酸銀水溶液で滴定することにより定量できる。この滴定の指示薬としてクロム酸カリウムが用いられる。試料溶液に硝酸銀水溶液を滴下していくと塩化銀の白色沈殿が生じるが、滴定の終点では、過剰に加えられた銀イオンがクロム酸イオンと反応してクロム酸銀の赤褐色の沈殿を生じる。- (I)試料溶液Xを体積V1mL量り取り、クロム酸カリウム水溶液を数滴加えたのち、濃度c mol/Lの硝酸銀水溶液で滴定したところ、体積V2mLを要した。試料溶液X中の塩化物イオン濃度mol/Lを表す式はどれか。11
- (1) cV1V2
- (2) V1V2c
- (3) cV2V1
- (4) V1cV2
- (5) cV1V2
- (6) V2cV1
- (II)正確な濃度がわかっている食塩水を用いて、硝酸銀水溶液の濃度を測定することも可能である。質量パーセント濃度c%、密度d g/mL、体積V1mLの塩化ナトリウム水溶液を硝酸銀水溶液Yにより滴定したところ、体積V2mLを要した。硝酸銀水溶液Yの濃度mol/Lを表す式はどれか。ただし、塩化ナトリウムの式量を58.5とする。12
- (1) cdV15.85V2
- (2) 5.85cdV1V2
- (3) cdV15850V2
- (4) 5850cdV1V2
- (5) 5.85V2cdV1
- (6) V25.85cdV1
- (7) 5850V2cdV1
- (8) V25850cdV1
- (I)試料溶液Xを体積V1mL量り取り、クロム酸カリウム水溶液を数滴加えたのち、濃度c mol/Lの硝酸銀水溶液で滴定したところ、体積V2mLを要した。試料溶液X中の塩化物イオン濃度mol/Lを表す式はどれか。11
- 塩化銀は水にごくわずか溶け、常温では次式の溶解平衡が成り立つ。
AgCl(固)⇆Ag++Cl−
25 ∘Cにおいて、1.80×10−3mol/L塩化ナトリウム水溶液に固体の塩化銀を加え、塩化銀を飽和させたときの銀イオンの濃度をc1mol/Lとする。また、純水に固体の塩化銀を加え、塩化銀を飽和させたときの銀イオンの濃度をc2mol/Lとする。c2はc1の何倍か。ただし、25 ∘Cにおける塩化銀の溶解度積は[Ag+][Cl−]=1.80×10−10(mol/L)2とし、
√1.80=1.34とする。ここで、記号[ ]はモル濃度を表す。なお、c1は塩化ナトリウムの濃度1.80×10−3mol/Lよりも十分小さい値である。13
- (1) 7.46
- (2) 1.34×101
- (3) 7.46×101
- (4) 1.34×102
- (5) 7.46×102
- (6) 1.34×103
- (7) 7.46×103
- (8) 1.34×104