久留米大学生物2012年第1問

次の$[~\text{I}~]$、$[~\text{I}\hspace{-.1em}\text{I}~]$について答えよ。
  • $[~\text{I}~]$近代の生物分類は、分類の基本単位である種を( 1 )と( 2 )の2つのラテン語の組み合わせによりつくられた学名で命名する。これは( 3 )とよばれ、スウェーデンの博物学者( 4 )が提唱し確立された。
    また、( 4 )は、生物を動物界と植物界に分類したが、ホイタツカーは( 5 )とよばれる生物の分類体系を提唱した。これは生物界を( 6 )、( 7 )、( 8 )、( 9 )、( 10 )の5つに大別する方法である。
    異なる生物種間において、形や機能の似た形質が見られるとき、その形質の起源には2つの可能性がある。(a)共通の祖先からその形質を受け継いだ場合と、(b)別々の祖先から偶然似たような形質をもつ生物が現れた場合である。
    • 問1. 文中の( 1 )~( 10 )の中に適切な語句を記入せよ。
    • 問2. 文中の下線部(a)の場合、互いの形質は何とよばれるか。
    • 問3. 文中の下線部(b)の場合、互いの形質は何とよばれるか。
  • $[~\text{I}\hspace{-.1em}\text{I}~]$下は異なる進化論の説明である。
    1. 生物集団内にはさまざまな変異が存在するが、その内、環境により適応した形質をもったものが生き残りやすく、多くの子孫を残すことによって進化が起こる。
    2. よく使われる器官は発達しその形質が子孫に伝えられる。一方、あまり使わない器官は退化する。
    3. DNAの塩基配列やタンパク質のアミノ酸配列の多くの変化は、生物にとって有利でも不利でもないとする。
    • 問4. 説明されているそれぞれの進化論の名称を書け。
    • 問5. 下のA群から、1~3に該当する進化論の提唱者をそれぞれ選び、記号で答えよ。
        A群:
      • a. ド・フリース
      • b. ラマルク
      • c. 木村資生
      • d. ダーウイン
      • e. パスツール
      • f. オパーリン
      • g. ハーデイ・ワインベルグ