日本医科大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
記述式の大問4題
読解問題3、英作文1の計4題で、大問1題は設問も英文。試験時間は90分で問題内容に対して妥当。
難易度は標準的、記述慣れが必要
読解問題の英文のテーマは医学、心理、言語、教育、社会と幅広い。設問は内容説明、空所補充、英文和訳、発音・アクセントなど。英文を読むときにはパラグラフリーディングのクセをつけ、代名詞、繰り返し表現、類似表現に注意しよう。英作文では日常生活に関する会話表現が頻出。全体として、英語・日本語ともに表現力を求められることが多い。
記述式の大問3題
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cからの出題。試験時間は90分。
標準〜やや難、多岐にわたる出題
内容はおおむね標準的だが、融合問題が多く難しく感じられることがある。この点については、過去問を多くこなして傾向やコツをつかんでおきたい。出題分野や問題形式は多岐にわたり、様々な分野において高い計算力が求められる。また正解がいわゆる「きれいな答え」でないこともままあるので、計算時に諦めないこと。ほか、図示問題が頻出。
記述式の大問4題
例外をのぞき、例年全問が空所補充の記述式で解答数は20前後。試験時間は2科目120分で、問題量に対してやや短め。
難易度は基本〜標準、計算問題多し
力学、波動、電磁気、熱力学がバランス良く出題される。計算問題が大半をしめ、なかでも文字計算が多い。複雑な計算はそれほどないが、問題数が多いため要領よく処理していく能力が必要。また前後で関連づけられた問題も見られるので、まとまった失点を防ぐためにも確実な計算クセをつけよう。全体的に基礎重視の設問構成なので、教科書をすみずみまでマスターしよう。
記述式の大問4〜5題
化学Ⅰ・Ⅱからの出題。記述、選択、論述など解答形式は多岐にわたる。試験時間は2科目120分。
標準〜やや難、理論に頻出傾向あり
範囲内からまんべんなく出題されているが、理論分野からの出題が多めで、特に反応速度、化学平衡は頻出。問題を正確に読み取り、計算ミスに注意して臨もう。有機分野の頻出は、エステル合成やカップリング反応など天然有機化合物関連。実験操作関連に問題のウェイトがおかれる場合もある。無機では基本的ながら総合的な知識や判断を必要とする問題が出される。
記述式の大問3題
論述、計算、描図など。試験時間は2科目120分。
難易度は標準的、融合問題多し
問題数は少ないが、大問1つに様々な分野の要素が融合されていることが多いので、「生物」全範囲での正しい理解が必要。頻出をあげるなら動物の反応、植物の反応、タンパク質と生物体、細胞、遺伝など。また、字数制限のない論述問題や描図など、考察させる問題を出すため、過去問演習などで論理的な思考力を養うことがのぞましい。