埼玉医科大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
全問マークシートの大問4〜6題
文法・語彙・読解問題ともに空所補充を中心とした出題。試験時間は80分で問題数に対してやや短め。
標準〜やや難、英文テーマは偏りなく対策を
文法・語彙問題はクセのあるものが多く、時間に追われながら正しく解くためにはしっかりとした基礎力が必要。準動詞、関係詞、比較が頻出のため重点的に対策をおこなおう。読解問題で扱われる英文は読みやすいものが多いが、テーマは医学、生物、環境、国際関係、文化、日常生活など多岐にわたるため日頃から様々なテーマに慣れておくとよい。
全問マークシートの大問4題
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)からの出題で、それぞれ1つのテーマを扱う3題、小問4問からなる1題で構成される。試験時間は60分。
難易度は標準的、微・積文法&確率を押さえる
広範囲から出題されるが、微・積文法、確率・場合の数、数列、三角関数、図形は頻出。どれも教科書の内容をマスターしていれば解ける問題なので、問題量に対して短めな試験時間のなかで取りこぼしを少なく、要領よく解答することが求められる。確かな計算力を磨こう。また過去問をアレンジした問題が多いので、過去問の演習も効果的。
全問マークシートの大問3題
物理Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目で100分、問題量・難易度に対して余裕あり。
近年難易度が易化、原子分野対策が必要
この数年は基本的な問題が主流となりつつあるが、複雑な数値計算を要する問題がたまに出題されるので注意。出題範囲は明確で、大問3題中力学と熱量学に1題ずつが割かれ、残り1題で電磁気か原子のどちらかが扱われる。原子分野は他大学ではあまり扱われないため、一般的な学習では取りこぼされることが多いので特に対策を心がけよう。
全問マークシートの大問3〜5題
化学Ⅰ・Ⅱからの出題。正誤問題、計算問題、グラフ選択問題など。2科目で100分、問題量・難易度に対して余裕あり。
教科書レベル、ただ有機分野では対策を
範囲内からまんべんなく出題される。教科書の内容をマスターしていれば解ける問題がほとんどだが、必ず大問で扱われる有機分野では難しめの出題が多い。油脂、天然高分子、合成高分子が頻出、糖類やアミノ酸などで図やイラストを用いた問題も多いので、図録などを使い重点的に理解を心がけよう。理論、無機分野は全体的に基本をしっかりおさえること。
全問マークシートの大問4題
生物Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目で100分、問題量・難易度に対して余裕あり。
基礎〜標準、動物の反応が頻出
これまで最も出題されている動物の反応についてまずマスターしよう。ほか、タンパク質と生物体、遺伝などが頻出。実験データの読み取りなども出題される。総合問題においては正誤を問う小問で出題範囲をほぼ網羅しており、どれも基礎レベルなだけに、取りこぼしをなくさないため教科書をすみずみまで完璧にしておくことが求められる。