産業医科大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
記述式の大問4題
読解3、英作文1の計4題。試験時間は100分で、英文量に対して短め。
やや難、読解問題に比重
読解問題は空所補充、英文和訳、内容説明、内容真偽などの解答形式をもち、英文のテーマが社会問題を中心に多岐にわたっているのが特徴的。英作文は例年、100語程度の自由英作文が出題されている。全体を通して読む英文が多いので、速読力、読解力の養成が重要課題となる。また自由英作文対策として、日頃から新聞記事やニュースに触れて知識を広げておきたい。
記述式の大問3題
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cからの出題。試験時間は100分で、問題量に対して短め。
標準レベルながら、問題は多様で重量感あり
大問1題はほぼ全範囲をカバーする小問集合形式であり、全体の問題量はかなり多い。頻出分野は微積分法、確率、図形と方程式、ベクトル。融合問題が多いほか、複雑な計算を要する問題も出題されており、広範囲においてマルチな力が求められる。それぞれの問題の難易度は標準的だが、一部難問も含まれる。時間配分に気をつけながら取り組みたい。
記述式の大問3題
物理I・物理IIからの出題。試験時間は100分で、問題数に対して短め。
難易度は標準的、速答性が求められる
大問1題はほぼ全範囲をカバーする小問集合形式であり、物理全般の知識が必要とされる。残りの大問に選ばれることが多いのは力学、熱力学、電磁気。難易度は教科書程度だが、問題数が多いので、いかに多く正解できるかがカギとなる。そのためには迷いなく問題を解き進められることが必須であり、多くの問題演習で計算力を含めた処理能力を上げておこう。
記述式の大問3〜4題
化学Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目100分で、問題内容に対して短め。
難易度は標準的、理論・有機重視
計算問題、選択式、空所補充、論述、正誤判定など多様な出題形式が特徴。理論・有機分野に比重がおかれている。理論では考察力、応用力、計算力ともに試され、化学平衡が頻出、有機では構造決定の問題がよく出される。無機からの出題は少ないが、主な無機化合物の製法・性質を整理しておくこと。問題内容のわりに時間が短いので、要領よく解き進められるよう演習をくり返そう。
記述式の大問3〜4題
生物Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は2科目100分で、問題内容に対して短い。
難易度高め、論述多し
もっとも多いのが論述問題で、その次に計算問題、描図問題の出題がみられる。頻出分野は細胞、動物の反応、タンパク質と生物体など。教科書レベルを超える問題もあり、ここでは与えられた情報から解答を導く思考力と分析力が試されている。また教科書に載っている内容からよりつっこんだ部分を問題にしていることもあるので、資料集や参考書で理解を深めておきたい。