帝京大学生物2012年第2問

植物のからだのつくりとはたらきについて、以下の問いに答えなさい。
  • 問1 次の各文についておのおの(1)のみが正しければア、(2)のみが正しければイ、(1)(2)ともに正しければウ、(1)(2)ともに間違っていればエを解答欄に記入しなさい。
      • (1) シダ植物と種子植物は、維管束が発達しており、CAM植物とよばれる。
      • (2) 維管束系は、光合成産物を組織に運ぶ道管と水や無機物を運ぶ師管によって形成されている。
      • (1) 植物の茎は、表皮付近の厚角組織、維管束の外側にある厚壁組織によって支えられている。
      • (2) 厚角細胞は生細胞、厚壁細胞は死細胞であり、これらは基本組織系に含まれる。
      • (1) スギやサクラなどでは、形成層が肥大成長することによって年輪が形成される。
      • (2) さく状組織は、葉の表面付近にある円錐形の細胞が密に並んだ部位である。
      • (1) 葉の裏面付近には複雑な形状の細胞が集まっており、この部位は海綿状組織とよばれている。
      • (2) 植物細胞は、細胞の肥大とともに核の直径も大きくなる。
      • (1) クチクラ層は、孔辺細胞が変化してできた表層組織で、植物の乾燥を防ぐ役割をもつ。
      • (2) 植物細胞は頂端分裂組織において活発に分裂する。
  • 問2 次の文中の空欄( ア )~( オ )にあてはまる語句を、下記の【語群】から選んで記号で答えなさい。
    1. 植物細胞を高張液に浸した際に、細胞膜に包まれた部分が細胞壁から離れる現象を原形質( ア )という。
    2. 原形質流動にはさまざまな流動の仕方がある、乱流動は( イ )が来発達の若い細胞で観察され、流動の方向が一定しない。( ウ )型流動が最も一般的で、細胞の周辺などで起こる。
    3. 植物組織はニワトコの若木からつくった( エ )にはさむと顕微鏡観察に適した切片をつくることができる。最近では、発泡( オ )で代用される。
    【語群】
    • A. 周回
    • B. 剥離
    • C. ポリウレタン
    • D. 循環
    • E. ビス
    • F. ミオシン
    • G. 分離
    • H. 細胞壁
    • I. ポリスチレン
    • J. 逆噴水
    • K. 縮小
    • L. 液胞
    • M. ステム
    • N. ポリカーボネイト
    • O. ブランチ