帝京大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
記述式、6題の大問から4題を選択
必須の総合読解問題+選択3題において解答する。解答方式は選択式と記述式。試験時間は3科目180分。
読解力、語彙力ともに高レベルが求められる
読解問題で扱われる英文には医学的なテーマの新聞または雑誌記事が選ばれることが多く、難易度は高い。正確に内容を把握する力をつけるためには、医学・健康・科学関連の読解問題はもちろん英字の新聞や雑誌をふだんから読み慣れておくことが望まれる。文法・語彙問題は熟語、文法、句動詞、構文などバラエティに富み、おおむね標準的ながら一部難問も含まれる。
記述式、6題の大問から4題を選択
数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)からの出題。必須の総合問題+選択3題において解答する。解答は記述式。試験時間は3科目180分。
標準〜やや難、計算ミスに注意
求められる解答は全て結果のみを記入する形で、正解を出さない得点にならないため計算ミスなどに注意。定理や公式を使うことで早く正解を出せる問題が多いので、できるだけ多くの定理や公式を頭に入れておこう。範囲内からまんべんなく出題されるが、微積分法、数列、ベクトル、三角関数、確率などがやや頻出。
記述式、5題の大問から4題を選択
物理Ⅰ・Ⅱ(「物質と原子」からは原子・分子の運動のみ)からの出題。試験時間は3科目180分。
難易度まちまち、基本の徹底を
力学と電磁気からの出題が必ずある他、範囲内からまんべんなく出題される。問題によって難易度が違うので、限られた時間のなかで素早く答えやすい問題を選択する目がものをいう。とはいえ、教科書レベルの基礎力をしっかり身につけておけば、難しめの問題であっても思考力次第で正解に辿り着けるようにつくられている。論述や描図問題はみられず、多くが空所補充形式。
記述式、5題の大問から4題を選択
化学Ⅰ・Ⅱからの出題。必須の総合問題+選択3題において解答する。解答は記述式。試験時間は3科目180分。
基礎〜やや難、時間の使い方が肝
小問集合形式の問題が主で、理論、有機、無機からバランス良く出題される。医学部だけに生命と物質からの出題が多め。理論では酢酸やアンモニアの電離平衡、有機では天然有機化合物の性質、無機では元素の性質と各種エネルギーについて重点的にマスターしておきたい。限られた時間を3教科に振り分けながら、素早く正解を拾っていけるよう過去問で訓練を。
記述式、5題の大問から4題を選択
生物Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は3科目で180分。
標準〜やや難、複合問題に対応せよ
毎年、動物の反応からの出題があるほか、生殖・発生、遺伝分野からの問題が頻出。解答はほぼ選択式で、近年は論述問題がみられない。まずは教科書の内容をきっちり理解し、煩雑な計算問題にも慣れておくこと。また、生物Ⅰのなかでさまざまな系統や生体分野にまたがった出題があるので、それぞれの特徴を対比しながら理解するくせをつけておくとよい。