東海大学の傾向と対策
入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします
マークシート・記述式の大問8、9題
主な解答方式はマークシートで、英文和訳と英作文が記述式。試験時間は70分で、問題量に対してかなり短い
標準〜やや難、記述問題に難問
選択式の長文読解問題、記述式(和訳)の読解問題、短文並べ替え問題、図表読み取り問題、文法・語彙問題、会話文など。長文読解のテーマは環境、生物、医療・健康、言語、教育、文化などで、読解力と文法・語彙力を試すものとなっている。会話文では、短いやりとりから状況を把握し内容を説明させることが多い。おおむね選択式の問題は標準レベル、記述式の問題はやや難。
記述式の大問3題
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)からの出題。解答はすべて答えのみを記述する空所補充形式。試験時間は70分。
計算ミス厳禁、全範囲で基本徹底を
例年、1題は2〜6問の小問集合、他2題は小問ごとに段階的に解く誘導形式の問題となっている。範囲全体から出題されるが、微積分法、確率、数列、ベクトルは頻出。全問が空所補充式なだけに計算ミスが命となる。問題では高度な内容を扱うこともあるが、各小問が誘導の役割を果しており、基本をおさえて落ち着いて解答すれば正解できる。よって範囲全体の基本事項徹底を。
マークシート・記述式の大問4題
物理Ⅰ・Ⅱ(力と運動、電気と磁気、物質と原子)からの出題。試験時間は70分。
基本〜標準、難易度にばらつき
例年、2題がマークシート法、2題が答えのみを記述する形式で、力学、電磁気、熱力学、波動から各1題ずつ出題されている。波動と熱力学で一部難問が出題されることがあるほかは基本〜標準レベルなので、まずは教科書をマスターすることを主眼としよう。また問題の難易を即座に見極め、時間をかけずに正答できる問題から選んで解答していけるよう過去問などで演習を積むとよい。
記述式・マークシートの大問5〜7題
化学Ⅰ・Ⅱ(物質の構造と化学平衡)からの出題。試験時間は70分。
難易度はほぼ標準、理論と有機にウェイト
理論と有機からの出題が多い。理論では反応速度、圧平衡定数、弱酸、緩衝溶液のpHなど電離平衡といったところが頻出で、混合気体の分圧計算や平行定数などやや難の出題もある。有機では官能基の性質や構造決定異性体関連が頻出。無機分野からの出題数は少ないものの範囲は広く、化学反応式やイオンの反応と分離、金属元素の決定などは要注意。
記述式の大問5題
生物Ⅰ・Ⅱからの出題。試験時間は70分で、問題の難度に対して短め。
難度高し、プロセスに重点をおいた学習を
論述問題、計算問題、高度な描図問題、実験考察問題などクセのある問題が目立つ。頻出は、タンパク質と生命体、遺伝、遺伝情報、動物の反応。全体的に考えさせる問題が多く、最新の研究内容を踏まえた実験問題も出題されるので、新聞の科学欄に親しんでおくように。教科書の内容を越えて自分なりに正答に導けるよう普段から解答に向かうプロセスに重点をおいて取り組もう。