東京医科大学の傾向と対策

入試過去問の傾向と対策や最新の募集状況をお伝えします

全問マークシートの大問5,6題

発音・アクセント、文法・語彙、読解問題で構成される5題。試験時間は60分で、問題量に対して短め。

やや難、総合力が問われる

発音・アクセント、文法・語彙はおおむね標準的だが、読解問題は英文の長さ、選択肢の多さゆえ難易度が高い。テーマは医学や人間心理、コミュニケーションに関するもののほか、エッセー調の英文も扱われることがある。設問は空所補充の割合が高い。文法問題では語句製序が頻出。発音・アクセントの出題傾向については、過去問で対策を立てておくことが有効である。

分析者:久村

全問マークシートの大問4題

数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(統計とコンピュータ、数値計算とコンピュータ除く)・C(統計処理除く)からの出題。試験時間は60分で、問題内容に対して短い。

基本〜標準的、複雑な計算あり

範囲内から幅広く出題されるが、微積分法、極限、2次曲線については重点的に対策しておきたい。他、数列、ベクトル、図形と方程式、相加・相乗平均の関係なども比較的出題が多い。難易度は基本〜教科書の章末問題レベル。ただ、複雑な計算を要する問題を毎年出題しているので、練習問題を数こなして確実な計算力をつけておきたい。短い時間に対応するため、過去問演習も重要。

分析者:松村

全問マークシートの大問4題

解答に選択肢はなく、正解の数値をマークする方式。試験時間は2科目120分で、問題内容に対して短め。

標準〜やや難、複雑な計算多し

全範囲からの出題があるが、力学の割合が高い。難易度はほぼ教科書レベル。たまにそれを超える問題が出されるが、まずは基本をしっかりおさえて、公式を様々な問題に適用できる力を身につけておくこと。また例年、与えられた物理定数や三角関数表をもとに解答する数値計算が数多く出題される。ここで時間不足になりがちなので、問題演習を重ねてスムーズに解けるようにしておきたい。

分析者:寺田

全問マークシートの大問5題

マークシートの解答方式は選択肢のあるもの、数値自体を選ばせるものなど。試験時間は2科目120分で短め。

一筋縄でいかない良問、広く深い知識を

理論、無機、有機と全体的にバランスのとれた構成。理論分野からは化学平衡、中和滴定、酸化還元滴定、電気分解関連、無機分野では塩の推定、気体の推定、無機工業化学、有機分野では分子式・構造式などが頻出。一段深い理解や思考を必要とされる練られた問題が多い。よく似た内容や傾向の問題がくり返し出されるので、過去問演習は大変有効。

分析者:古牧

全問マークシートの大問4題

総合問題1題を含めた大問4題。選択肢による解答形式。試験時間は2科目120分。

難易度高し、総合的な理解と知識を

高校の教科書だけでは対応できない問題が3割近くにのぼる、かなり高度な内容。知識だけにたよらず、考察によって解答を導き出せるような応用力を求められている。教科書の内容をすみからすみまで完璧に理解し、加えて普段から新聞や雑誌などで生物関連のトピックをチェックし、生物に関して考察する習慣をつけ問題解決能力向上につなげていきたい。

分析者:高橋