獨協医科大学物理2013年第5問
次の文章を読み、下の問1~4に答えなさい。〔解答番号1~4〕
起電力3.0Vの直流電源E、抵抗値1.0×103Ωの抵抗R、長さ1.0mで全体の抵抗値が2.0×103Ωの一様な抵抗線LM、当たった光の強さにより抵抗値が変化する抵抗B(図中Bの右側にある“抵抗に矢印が二つついた記号”は、このような電気部品を表す記号である)、検流計GおよびスイッチS1、S2、S3を用いて図のような回路を作った。ここで、抵抗Bの抵抗値は、当たった光の強さに反比例して変化する。単位面積あたりの光の強さを表すのにlx(ルクス)という単位を使うと、抵抗Bに200lxの光を当てたとき、抵抗Bの抵抗値は1.0×103Ωであった。ただし、抵抗Bは光の強さを変化させると抵抗値が変化するだけで起電力を生じる働きはなく、また光が当たっていないときに電流は流れない。検流計Gは、接点Pを通して抵抗線LMとつながっており、接点PはLM上を自由に移動することができる。直流電源や検流計の内部抵抗、導線やスイッチおよび接点Pでの抵抗は無視できるものとする。最初スイッチはすべて開いているものとする。

- 問1 抵抗Bに50lxの光が当たっている状態で、スイッチS1のみを閉じた。この状態で点Qの電位は何Vか。正しいものを、次の1~8のうちから一つ選びなさい。1
- 1 0.60
- 2 1.0
- 3 1.5
- 4 1.8
- 5 2.0
- 6 2.4
- 7 2.7
- 8 3.0
- 問2 抵抗Bにある強さの光を当て、すべてスイッチを閉じた。L-P面の長さを0.60mとしたときに検流計Gに電流は流れなかった。抵抗Bに当てた光の強さは何lxか。正しいものを次の1~8のうちから一つ選びなさい。2
- 1 30
- 2 60
- 3 100
- 4 130
- 5 200
- 6 260
- 7 300
- 8 360
抵抗Bの抵抗値が光の強さによって変化するのは、抵抗Bに当てる光の強さが変わると、単位長さあたりの自由電子の個数が変化するためである。一方、抵抗Rにおいては、単位長さ(1m)あたり2.0×1020個の自由電子が一様に分布しており、自由電子の個数や分布は変化しない。ここで、B、Rの断面積は一様であり、電子1個のもつ電気量を−1.6×10−19Cとする。
- 問3 すべてのスイッチが開いた状態から、抵抗Bに100lxの光を当て、スイッチS1のみを閉じた。R内を移動する自由電子の平均の速さは何m/sか。正しいものを、次の1~8のうちから一つ選びなさい。3
- 1 3.1×10−5
- 2 3.1×10−3
- 3 3.1×10−1
- 4 3.1
- 5 3.1×102
- 6 3.1×104
- 7 3.1×106
- 8 3.1×107
- 問4 抵抗B内を移動する自由電子の平均の速さは、単位面積あたりの光の強さによって変化しないものとする。縦軸を「B内の単位長さあたりの自由電子の個数n」、横軸を「Bに当てた単位面積あたりの光の強さj」としてグラフをかくと、どのようになるか。正しいものを、次の1~6のうちから一つ選びなさい。4