藤田保健衛生大学化学2012年第3問

次の文章を読んで、下の問い(問1~6)に答えよ。

漂白剤中に含まれる次亜塩素酸ナトリウム$(\text{NaClO})$の濃度を、以下の(a)~(e)の操作を行って求めた。なお、チオ硫酸ナトリウム$(\text{Na}_2\text{S}_2\text{O}_3)$の酸化還元反応における半反応式は$2\text{S}_2{\text{O}_3}^{2-}\rightarrow\text{S}_4{\text{O}_6}^{2-}+2\text{e}^-$で、その水溶液は酸化還元反応の前後で無色である。

必要ならば$\text{H}=1.0$、$\text{C}=12.0$、$\text{O}=16.0$、$\text{Na}=23.0$、$\text{S}=32.1$、$\text{Cl}=35.5$、$\text{I}=126.9$の値を用いよ。

  • (a) 漂白剤10.0mlを正確にとり、精製水で正確に100mlに希釈した。
  • (b) コニカルビーカーに1mol/lヨウ化カリウム水溶液10mlをとり、(a)で希釈した漂白剤10.0mlと1mol/l塩酸2mlを加えた。その際に( ア )が生成したので、溶液の色は( イ )色になった。
  • (c) (b)の溶液に0.1mol/lチオ硫酸ナトリウム水溶液を少しずつ加えた。その際に( ア )が減少し、溶液の色が薄くなった。
  • (d) (c)の溶液に反応の終了を確認するために少量の( ウ )溶液を加えた後、チオ硫酸ナトリウム水溶液をさらに加えた。その際に溶液の色が( エ )色から無色になったので、反応の終了が確認された。
  • (e) (d)の反応終了時点まで加えたチオ硫酸ナトリウム水溶液の量は16.00mlであった。
  • 問1 文章中の( ア )~( エ )に適当な語句を入れよ。
  • 問2 (a)における漂白剤の採取と希釈にもっとも適した器具の名称を記せ。
  • 問3 (b)における酸化還元反応式を記し、この反応で酸化剤として働いているものを丸で囲め
  • 問4 (c)と(d)でチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えるのにもっとも適した器具の名称を記せ。
  • 問5 (c)における酸化還元反応式を記せ。
  • 問6 希釈する前の漂白剤中の$\text{NaClO}$の質量パーセント濃度を小数第2位まで求めよ。ただし、標白剤の比重は1.00とする。