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岩手医科大学化学2012年第2問

次の文を読み、下記の(1)と(2)の問に答えなさい。(なお、2=1.4log102=0.30log103=0.4825 Cにおける水のイオン積Kw=[H+][OH]=1.0×1014mol2/L2とする)
アンモニア水の電離平衡は次のように表される。 NH3+H2ONH+4+OH  アンモニア水のモル濃度をC、電離度をαとすると、電離定数KbCαを用いて、Kb=Amol/Lと表される。しかし、αは(ア)より非常に小さいため、Kb=Bmol/Lと近似することができる。これを用いると、1.0×102mol/Lアンモニア水の25 Cにおける電離定数Kb1.8×105mol/Lであれば、電離度は(イ)、水酸化物イオン濃度は(ウ) mol/L、そしてpHは(エ)と求められる。
  • (1) 上記文中のABに適切な式を、また(ア)~(エ)には適切な数値を入れて文を完成させなさい。なお、(エ)は小数点以下第2位を四捨五入して小数点以下第1位まで求めなさい。
  • (2) (A)式の電離平衡が成り立っているアンモニア水に、次の(a)~(c)の操作を行った。平衡が右に移動する場合には「右」、左に移動する場合には「左」、移動しない場合には「なし」で答えなさい。
    • (a) 塩化水素を吹き込む
    • (b) 水酸化ナトリウム水溶液を加える
    • (c) 塩化アンモニウム水溶液を加える