自治医科大学生物2013年第3セット

  • 11 ヒトの性染色体の1つ、Y染色体に関する記述として正しいのはどれか。
    • a.卵には含まれていない。
    • b.精子には必ず含まれている。
    • c.母親から息子に伝わる。
    • d.父親から息子に伝わる。
    • e.父親から娘に伝わる。
    • ア.a c
    • イ.b d
    • ウ.c e
    • エ.a d
    • オ.b e
  • 12 ある生物で、3組の対立遺伝子Aとa、Bとb、Cとc(A、B、Cは優性、a、b、cは劣性)に関して、優性ホモ接合体と劣性ホモ接合体を交雑して、雑種第一代F1をつくり, このF1と劣性ホモ接合体とで検定交雑を行った。その結果、2組の対立遺伝子ごとの表現型とその分離比は以下のようになった。
    • [AB]:[Ab]:[aB]:[ab]=1:1:1:1
    • [BC]:[Bc]:[bC]:[be]=7:1:1:7
    • [AC]:[Ac]:[aC]:[ac]=1:1:1:1
    F1の個体の体細胞では、3組の対立遺伝子は染色体のどのような位置に存在しているか。次のア~オの中で適切なのはどれか。
    jichiika-2013-biology-3-1
  • 13 ヒトの赤緑色覚異常の原因遺伝子は、X染色体上の劣性遺伝子であり、Y染色体には存在しない。赤緑色覚異常の父を持つ正常色覚の男性と、赤緑色覚異常の父を持つ正常色覚の女性との子供が、赤緑色覚異常である確率はいくらか。子供が男子である場合と女子である場合の組み合わせで適切なのはどれか。
    男子
    0%
    0%
    25%
    50%
    75%
    女子
    50%
    25%
    25%
    0%
    0%
  • 14 肺炎双球菌には、病原性のS型菌と非病原性のR型菌がある。以下の処理後、ネズミに注射して発病するのはどれか。
    • a.R型菌に煮沸したS型菌を混ぜたもの。
    • b.R型菌とS型菌を混ぜ煮沸したもの。
    • c.タンパク質を分解したS型菌抽出液。
    • d.タンパク質を分解したS型菌抽出液を添加して培養したR型菌。
    • e.DNAを分解したS型菌抽出液を添加して培養したR型菌。
    • ア.a c
    • イ.b d
    • ウ.c e
    • エ.a d
    • オ.b e
  • 15 サケの精巣には多量のDNAが含まれている。ア~オを順に並べ、サケの精巣からDNAを抽出する過程を示したとき、4番目にくるのはどれか。
    • ア.ガラス棒で巻き取る。
    • イ.十分すりつぶす。
    • ウ.100℃で湯せんし、ろ過する。
    • エ.エタノールを加える。
    • オ.15%食塩水を加える。