自治医科大学生物2012年第5セット
- 植物の種子が発芽して茎が伸長成長しているとき、抑制的に働く植物ホルモンはどれか。
- a. アブシシン酸
- b. ジベレリン
- c. エチレン
- d. オーキシン
- e. サイトカイニン
- (ア) a c
- (イ) b d
- (ウ) c e
- (エ) a d
- (オ) b e
- 下記図2のような条件で、花を咲かせる植物はどれか。
- a. タバコ
- b. コスモス
- c. ホウレンソウ
- d. オナモミ
- e. アブラナ
- (ア) a c
- (イ) b d
- (ウ) c e
- (エ) a d
- (オ) b e
- オーキシンの性質とはたらきについて、誤りはどれか。
- a. 極性移動は重力の影響を受けない。
- b. 根の成長の促進を最大にする濃度は茎・側芽のそれより高い。
- c. 暗所のマカラスムギの芽生えで、根は正の重力屈性を示し、幼葉鞘は負の重力屈性を示す。
- d. 若い葉では葉柄にある離層の形成を抑制し、落葉しないように働いている。
- e. 不定根の形成を抑制する。
- (ア) a c
- (イ) b d
- (ウ) c e
- (エ) a d
- (オ) b e
- 光合成の説明について、誤りはどれか。
- a. トウモロコシの光合成速度は、強い光のもとでも二酸化炭素が限定要因になりにくい。
- b. サトウキビは、タバコに比べると高温での光合成速度が小さい。
- c. タバコの光合成速度は、大気の二酸化炭素濃度が限定要因となっている。
- d. サボテンは乾燥地に生育するので、昼間は気孔を閉じて体内の水分の蒸散を防いでいる。
- e. ベンケイソウは、昼間に気孔を開いて取り込んだ二酸化炭素を体内に貯え、夜間に光合成を行う。
- (ア) a c
- (イ) b d
- (ウ) c e
- (エ) a d
- (オ) b e
- 鉢植えにしたほぼ同じ大きさの植物を7株(No.1~No.7)準備し、長日条件で栽培した。このうち3株(No.5~No.7)は、それぞれの基部10 cmのところで同じ植物を接ぎ木している(図3)。 その後、それぞれの株を以下のような条件で栽培したところ、No.1の株では花芽が形成されなかったが、No.2の株には花芽が形成された。表4のa~eのなかで、花芽が形成されなかったのはどれか。
環状除皮:形成層から外側の組織をはぎ取る処理。この処理により、師部が取り除かれる。- No.1 全体を、長日処理し続けた。
- No.2 全体を、短日処理した。
- No.3 葉を全て取り除いて短日処理をした。
- No.4 葉を1枚のこして取り除き、短日処理をした。
- No.5 (1)を長日処理し、(2)を短日処理した。
- No.6 (1)を長日処理し、(2)の最下位の葉の下で環状除皮処理をした後、(2)を短日処理した。
- No.7 (1)を長日処理し、(1)(2)の共通の茎の部分で環状除皮処理をした後、(2)を短日処理した。
- (ア) a c
- (イ) b d
- (ウ) c e
- (エ) a d
- (オ) b e