自治医科大学物理2013年第1セット
- 1. 図のような回路がある。30Ωの抵抗を流れる電流は何Aか。
- (ア) 0.80
- (イ) 1.2
- (ウ) 2.0
- (エ) 3.2
- (オ) 4.0
- 2. 箔検電器は図のように、上部金属板と箔とそれらをつなぐ金属棒からなり、箔の部分が帯電すると、箔どうしの反発力で箔が開く装置である。
いま、帯電していない箔検電器の上部金属板に、負に帯電したエボナイト棒を近づけると、箔は(1)に帯電し開く。このとき、金属板に指を触れるといったん箔は閉じる。指をはなした後、エボナイト棒を金属板から遠ざけると箔は(2)。
(1)、(2)に入ることばの組み合わせとして正しいのはどれか。(1) (2) (ア) 正 正に帯電し開く (イ) 正 負に帯電し開く (ウ) 正 閉じたままである (エ) 負 正に帯電し開く (オ) 負 負に帯電し開く - 3. 発電所から変電所まで一定の電力を送電している。このとき、「送電電圧」と「送電線の太さ」の二つのパラメーターをどのように変えれば、送電線に発生するジュール熱による電力損失を少なくすることができるか。
- (ア) 送電電圧を低くし、送電線は細くする。
- (イ) 送電電圧を低くし、送電線は太くする。
- (ウ) 送電電圧を高くし、送電線は細くする。
- (エ) 送電電圧を高くし、送電線は太くする。
- (オ) 電力損失は、送電電圧と送電線の太さのいずれにも依存しない。
- 4. 図のように、NとSの二つの磁極の間に長方形のコイルが置かれ、磁場に垂直な軸を中心として回転できるようになっている。コイルの両端には整流子が取り付けられている。端子P、Q間に抵抗を接続する。コイルを図の矢印の向きに一定の回転速度で回転させると、抵抗に流れる電流の向きと大きさはどのようになるか。
- (ア) PからQの向きに流れ、電流の大きさは一定である。
- (イ) QからPの向きに流れ、電流の大きさは一定である。
- (ウ) PからQの向きに流れ、電流の大きさは周期的に変わる。
- (エ) QからPの向きに流れ、電流の大きさは周期的に変わる。
- (オ) 電流の流れる向きも大きさも周期的に変わる。
- 5. 導線の中を流れる電流は、両端の電位差Vに比例して増加する。これは、流れる荷電粒子の何がVに比例するからか。
- (ア) 速さ
- (イ) 数
- (ウ) (速さ)2
- (エ) √速さ
- (オ) 数速さ