関西医科大学化学2013年第2問
次の文章を読み、問l~問7に答えなさい。
(a)( ア )色の酸化銅(Ⅱ)を希硫酸に溶かした。この水溶液のpHを25℃で測定すると、pH1.00であった。この水溶液2.00lを容器にとり、その溶液に2枚の白金板を浸した。これら2枚の白金板の間を直流電源でつないで、電流を1.34Aに保ったまま8時間流し続けた。(b)この直流電源の( イ )につないだ白金板には銅が析出し、(c)他方の白金板からは気体が発生した。なお、酸化銅(Ⅱ)は、この実験に十分な量が溶けており、この実験中に増減する溶液の体積変化は無視できるものとする。
- 問1 ( ア )、( イ )に入る最も適切な語句を答えなさい。
- 問2 下線部(a)の酸化銅(Ⅱ)が希硫酸に溶解する反応を反応式で示しなさい。
- 問3 下線部(b)、(c)で起こっている反応をそれぞれ解答欄(b)、(c)に反応式で示しなさい。
- 問4 この実験で流した電気量を有効数字3桁で答えなさい。
- 問5 下線部(c)で発生した気体の物質量を有効数字3桁で答えなさい。
- 問6 下線部(c)で発生した気体を1000hPa、25℃の状態で集めた。このとき、この気体が占める体積は何lになるか、有効数字3桁で答えなさい。ただし、発生した気体は溶液に溶解せず、すべて集めることができたものとする。
- 問7 この実験が終了したときの水溶液の25℃でのpHはいくらになるか、小数点以下2桁で答えなさい。