日本医科大学化学2012年第5問

下記の文章を読んで、問いに答えなさい。

サトウキビなどからとれる$\bf{A}$に$\bf{a}$を作用させるとグルコースとフルク トースが生成する。また、デンプンに$\bf{b}$を作用させると$\bf{B}$が生じる。$\bf{B}$は2分子のグルコースがα-グリコシド結合してできている。一方、2分子のグルコースがβ-グリコシド結合してできたものは$\bf{C}$とよばれる。$\bf{C}$の構造が直線的に繰り返され、分子量が百万~数千万になったものが$\bf{D}$である。

  • 問1 文中の$\bf{A}$~$\bf{D}$は糖類、$\bf{a}$、$\bf{b}$は酵素である。それぞれの名称を答えなさい。
  • 問2 糖類$\bf{A}$~$\bf{D}$の中でフェーリング液を還元しないものをすべて選び、記号で答えなさい。
  • 問3 1.0gの糖類$\bf{A}$に酵素$\bf{a}$を作用させ、完全に反応を進行させた。これに、フェーリング液を加えたときに生成する赤色沈殿は何gですか。有効数字2桁で書きなさい。
  • 問4 グルコース2.0gにチマーゼを作用させ、完全に反応を進行させた。このとき生成する二酸化炭素は標準状態で何Lですか。有効数字2桁で書きなさい。
  • 問5 3.0gの糖類$\bf{D}$に無水酢酸を反応させたところ、質量が4.5gに増加した。このとき、ヒドロキシ基の何%がアセチル化されましたか。有効数字2桁で書きなさい。