大阪医科大学化学2012年第3問

ハロゲンは$\fbox{ア}$族元素であり、価電子は$\fbox{イ}$個であるため、単体は$\fbox{ウ}$として存在し、化合物においてハロゲンの原子からの価標は1本であることが多い。しかし、ときには(a)配位結合によりハロゲンの原子が2つ以上の原子と結合した化合物も存在する。ハロゲンの単体や化合物の性質のいくつかは電気陰性度を考えることでよく説明することができる。たとえば$\fbox{エ}$の単体と$\text{H}_2\text{O}$の反応においては、$\fbox{エ}$の原子の電気陰性度が非常に大きいため、(b)$\underline{\fbox{エ}の単体が\text{H}_2\text{O}を酸化する反応が起こる}$。また$\fbox{オ}$の単体と$\text{H}_2\text{O}$の反応においては、$\fbox{オ}$の原子の電気陰性度が大きいために、一方の原子に$\text{OH}^-$が接近すると、他方の原子が$\fbox{A}$として遊離し、残った原子と$\text{OH}^-$が結合して$\fbox{B}$を生じる。さらに$\fbox{カ}$の単体と$\text{H}_2\text{O}$の反応においては$\fbox{オ}$と同様の反応が起こるが、(c)$\underline{その速度は\fbox{オ}の場合と比べて遅い}$。
  • (1) $\fbox{ア}$~$\fbox{カ}$に適当な語句または数字を入れよ。
  • (2) $\fbox{A}$、$\fbox{B}$に適当な化学式(イオン式を含む)を入れよ。
  • (3) 下線部(a)の例を1つ挙げよ。化学式で記せ。
  • (4) 下線部(b)の反応の反応式を書け。
  • (5) 下線部(c)の理由を説明せよ。