聖マリアンナ医科大学生物2013年第3問

次の[実験1]~[実験3]に関して、以下の質問に答えなさい。
  • [実験1] ハツカネズミには体色が黒、白および灰色の純系がある。灰色の純系と白色のある純系とを交雑するとF1はすべて灰色となり、F1同士の交配で得られたF2では灰色:黒色:白色が9:3:4の比で生まれた。
  • [実験2] ハツカネズミには黄色の体色をしたものもあり、黄色の個体Ⅰと黒色の個体Ⅱを交配すると黄色と黒色が常に1:1の比で生まれ、この交配で生まれた黄色の個体同士を交配すると黄色と黒色の個体が常に2:1の比で生まれた。
  • [実験3] 実験2で用いた黄色の個体とは別の黄色の個体Ⅲと灰色の個体Ⅳを交配すると黄色と灰色の個体が常に1:1の比で生まれ、この交配で生まれた黄色の個体同士を交配すると黄色と灰色の個体が常に2:1の比で生まれた。
  • 〔1〕実験1では体色を黒くする1対の遣伝子B(優性)及びb(劣性)ともう1対の遣伝子G(優性)及びg(劣性)の相互作用でネズミの体色が現れたと仮定すると、遺伝子Gのような働き方をする遺伝子を何というか、答えなさい。
  • 〔2〕上記〔1〕の仮定で体色が黒色、灰色及び白色となる遺伝子型をB、b、G、gを用いてそれぞれすべて記入しなさい。
  • 〔3〕ハツカネズミの体色が黄色になる場合、〔1〕で仮定した2対の遺伝子以外にさらに1対の遺伝子Y(優性)及びy(劣性)が関与していると仮定すると、実験2及び実験3で用いた個体Ⅰ~Ⅳの遺伝子型をすべてB、b、G、g、Y、yを用いてれぞれ答えなさい。