昭和大学化学2012年第5問

次の文章を読んで問に答えよ.

デンプンを80°Cの熱水につけてしばらくすると、デンプンから一部の分子( 1 )が溶け出し、不溶性の分子( 2 )が残った。デンプンはアミラーゼのはたらきにより、デキストリンを経てグルコース2分子からなる( 3 )まで分解される。さらに膵液由来の酵素を作用させると( 3 )は2分子のグルコースに分解される。

砂糖の主成分である( 4 )をインベルターゼという酵素の作用で加水分解すると、グルコースと( 5 )が生じる。こうして生じたグルコースと( 5 )の等量混合物を( 6 )という。

DNAを構成する単糖を( 7 )、RNAを構成する単糖を( 8 )という。
  • 問1 ( 1 )~( 8 )にあてはまる物質名や語句を入れよ。
  • 問2 分子量以外に、分子( 1 )と分子( 2 )の構造上の大きな違いは何か。
  • 問3 ( 1 )、( 2 )、( 3 )、( 4 )、( 5 )のうち還元性をもつのをすべて選べ。またそれぞれの還元性を示す糖の部分構造として最も適切なものを以下のア~カから選び、例に習って記せ。
    (例) ( 6 ) キ
    syowa-2012-chemistry-5-1
  • 問4 水溶液中のグルコースはα-グルコース、鎖状のグルコース、β-グルコースの平衡状態にある。それぞれの構造を完成せよ。 ・
    syowa-2012-chemistry-5-2
  • 問5 10.0 gの( 1 )が完全に加水分解されると何gのグルコースを生じるか。
  • 問6 単糖( 7 )、( 8 )の分子式を示せ。