東邦大学化学2013年第3問

(1)、(2)の記述を読み各問いの解答をa~fから一つ選べ。
  • (1)水素および2種類の元素$\text{X}$、$\text{Y}$から生成した化合物$\text{H}_3\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{XH}_3$および$\text{H}_3\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{YH}_3$がある。ここで$\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$、$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$は単結合、二重結合またはイオン結合のいずれかを表す。これらの分子における全電子数はそれぞれ18個および34個である。
    • 問41 $\text{X}$と$\text{Y}$の最外殻電子数について、正しい組合せはどれか。’
      • a.$\text{X}$=3と$\text{Y}$=3
      • b.$\text{X}$=4と$\text{Y}$=4
      • c.$\text{X}$=4と$\text{Y}$=5
      • d.$\text{X}$=5と$\text{Y}$=4
      • e.$\text{X}$=5と$\text{Y}$=5
      • f.$\text{X}$=7と$\text{Y}$=7
    • 問42 $\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$および$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$の結合について、正しい組合せはどれか。
      $\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$
      a.単結合単結合
      b.単結合二重結合
      c.二重結合単結合
      d.二重結合二重結合
      e.二重結合イオン結合
      f.イオン結合イオン結合
    • 問43 $\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$および$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$の結合エネルギーの大きさを正しく述べたのはどれ か。
      • a.全電子数が多いから$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$の方が結合エネルギーが大きい。
      • b.二重結合をもつから$\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$の方が結合エネルギーが大きい。
      • c.二重結合をもつから$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$の方が結合エネルギーが大きい。
      • d.結合に関与する最外殻電子数が多いから$\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$の方が結合エネルギーが大きい。
      • e.結合に関与する最外殻電子数が多いから$\text{Y}\cdot\cdot\cdot\text{Y}$の方が結合エネルギーが大きい。
      • f.結合に関与する電子が原子核に近いから$\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{X}$の方が結合エネルギーが大きい。
    • 問44 それぞれの分子を大気中で完全燃焼させたときに得られる$\text{X}$および$\text{Y}$の酸化物$\text{X}_k\text{O}_l$および$\text{Y}_m\text{O}_n$が、0℃、1気圧で存在する状態について、正しい組合せはどれか。
      $\text{X}_k\text{O}_l$$\text{Y}_m\text{O}_n$
      a.気体気体
      b.気体液体
      c.気体固体
      d.液体液体
      e.液体固体
      f.固体固体
    • 問45 $\text{H}_3\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{XH}_3$の燃焼熱(kJ/mol)として最も適当なのはどれか。ただし、$\text{H}_3\text{X}\cdot\cdot\cdot\text{XH}_3$、$\text{X}_k\text{O}_l$、$\text{H}_2\text{O}$(液)の生成熱は、84、394、286kJ/molである。
      • a.$1.0\times10^3$
      • b.$1.3\times10^3$
      • c.$1.6\times10^3$
      • d.$2.1\times10^3$
      • e.$3.1\times10^3$
      • f.$4.2\times10^3$
  • (2)タンパク質を構成するアミノ酸には、リシン、バリン、アラニン、グリシン、アスパラギン酸およびフェニルアラニンなどがある。またアミノ酸同士が( A )結合すると、ペプチドが生成する。
    • 問46 等電点で最も多く存在するバリンの構造はどれか。
    • toho-2013-chemistry-3-1
      toho-2013-chemistry-3-2
    • 問47 リシン、バリン、アラニン、グリシン、アスパラギン酸、フェニルアラニンの内で、必須アミノ酸は何個か。
      • a.1
      • b.2
      • c.3
      • d.4
      • e.5
      • f.6
    • 問48 L体のリシン、バリン、アラニンから( A )結合によって構成されるトリペプチドは何種類存在するか。
      • a.3
      • b.6
      • c.9
      • d.12
      • e.18
      • f.27
    • 問49 ( A )結合と同じ結合様式をもつのはどれか。
      • a.6、6-ナイロン
      • b.フェノール樹脂
      • c.ポリ塩化ビニル
      • d.ポリイソプレン
      • e.ポリビニルアルコール
      • f.ポリエチレンテレフタラート
    • 問50 偏光を通しても偏光面が回転しないのはどれか。
      • a.リシン
      • b.バリン
      • c.アラニン
      • d.グリシン
      • e.アスパラギン酸
      • f.フェニルアラニン