東京女子医科大学生物2013年第3問
次の[文A]と[文B]を読み、以下の各問に答えよ。
[文A]
[文A]
MN式血液型は、常染色体上にあるMとNの2つの対立遺伝子により決定される。M遺伝子あるいはN遺伝子のホモ接合体は、それぞれM型、N型となり、M遺伝子とN遺伝子のへテロ接合体はMN型となる。3つの表現型はどれも胎児期および生後の生存において有利でも不利でもない。
ある無人の土地へ、青年期の男女500名ずつがやってきて暮らし始めたとする。男女それぞれのMN式血液型の人数は下の表の通りであった。
150 | 400 | |
300 | 0 | |
50 | 100 |
- 問1.
- 1) この土地における男性集団のM遺伝子、およびN遺伝子の遺伝子頻度は、それぞれいくらか。ある集団のM遺伝子の遺伝子頻度とは、その集団内のM遣伝子の数を、M遺伝子を含むすべての対立遺伝子の数の合計(この場合は、M遺伝子とN遺伝子の数の合計)で割ったものである。
- 2) この土地における女性集団のM遺伝子、およびN遺伝子の遺伝子頻度は、それぞれいくらか。
この男女がこの土地で自由に配偶して暮らしたところ、2年目までに次の世代の子どもたち(F1世代)が300人(男子が150人、女子が150人)誕生したとする。
- 問2.F1世代のM型の男子は、確率に基づくと何人になると期待されるか。
- 問3.F1世代のMN型の人は、確率に基づくと男女合わせて何人になると期待されるか。
- 問4.
- 1) F1世代の男子における、M遺伝子およびN遺伝子の遺伝子頻度は、理論上、それぞれいくらになるか。
- 2) F1世代の女子の場合は、それぞれいくらになるか。