私立大医学部の学費比較

　医師になるまでには、医学部入学から卒業までに最短で6年、研修期間を含めれば8年という長い道のりが存在します。そしてこの6年間の学費は総額で私立大医学部平均3000万円を超え、他の一般的な学科に比べてはるかに高額です。またこの期間は学業が忙しく、一般の大学生のようにはアルバイトもできない状況があり、もともと家計にかなり余裕のある家庭環境がどうしても必要になってきます。医師への道のりは、学費との戦いでもあるのです。

光明は、近年いくつもの大学が次々と学費値下げをおこなっており、私立大学医学部の学費が全体的に値下げ傾向にあること。2008年度に従来6年総額2970万円だった学費を一気に2090万円に下げ、志願者をほぼ2倍に増やした順天堂大学を皮切りに、東海大、兵庫医科大、東邦大、関西医科大などが続いています。多様で優れた学生を増やす手段としても、学費値下げの傾向は今後数年続きそうです。

以下の私立大学医学部の学費一覧（2013年度）を見ると、大学によって学費にかなりのばらつきがあることがわかります。学費の安い大学に人気が集中する傾向があるため、ランキングと偏差値には比例に近い関係があるといえそうです。

2013年度私立大学医学部学費ランキング