医学部合格に強い予備校選び(東京版)

2013/07/01 事務局 勉強法
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医学部受験の厳しい戦いを勝ち抜けるかどうかは、自分が今おこなっている勉強法をどれだけ信じて突き進めるかにかかっています。ここで心強い味方になるのが、様々な塾・予備校。システム、テキスト、授業形式など千差万別の塾・予備校のなかから、信頼出来る1つを見つけることができれば、受験への道筋はなかば立ったといえるでしょう。
ここではいくつかの例をあげて大手予備校、専門塾の特徴をご紹介しますので、予備校選びの参考にしてください。

大手塾・予備校

大手予備校の第一の強みは、なんといってもデータが豊富に蓄積されていること。また、一昔前の大手予備校のイメージとは違い、最近は受験生個々に対するケアがきめ細かくなっており、メンタルケアや、現役有名医師の講演会の開催などでモチベーションアップに力を入れているところも多い。各予備校に集団授業と個人指導のオプションがあるが、大手予備校の集団授業+家庭教師、のスタイルをとる受験生も多い。

駿台予備学校

医学部合格者数で例年トップを走る駿台は、オリジナル教材や講師陣の熟練された授業を核としているが、合格実績を受験生目線で作成し集約した「サクセスレポート」が後進受験生の学科試験、面接、小論文対策に役立っている。カリキュラムは集団授業+個別指導で、中学生や女子生徒など対象を絞って行われる進学ガイダンスや臨床心理士によるカウンセリングなどで精神的なバックアップも行っている。
学費目安:集団授業に80万円弱+個別指導金額(100時間140万円前後)。

河合塾

マンモス予備校でありながら、チューターが受験生個々の各教科成績から生活状況にいたるまでを把握し、講師と共有することで、講師が受験生ひとりひとりにきめ細やかな指導を行うサポート体制を売りにしている。医進専門の麹町校(名古屋、大阪にも開校)では少人数教室や化学実験室、現役生・浪人生別の自習室などを完備。人間工学で学習のしやすさを追究した環境で勉強に専念できる。医学部対象模試のなかで最多の受験者数をほこる「全統医進模試」による精度の高いデータも強み。
学費目安:集団授業に180万円台、個別指導込で250万円超。

代々木ゼミナール

大学ごとの入試傾向によりきめ細かくコース設定がなされているほか、個別指導や約1週間の合宿など、さまざまな希望に対応する。新宿の代ゼミタワーには教室のほか自習室、レストラン、学生寮、空中庭園などが完備され、理想的な「勉強漬け」生活を送れる。医系専門のスタッフ、現役医学部生のチューターが受験生の勉強面、精神面双方のサポートを行い、顧問の東大名誉教授・養老孟司氏の教養講座ほか様々な医学部対策セミナーなども実施。
学費目安:集団授業のみなら70万円強と大手3予備校中最低だが、個別指導つきなどコースによっては200~1000万円に及ぶことも。

医学部専門塾・予備校など

少人数生徒の勉強面、生活面に講師・スタッフの目が常にゆき届き、共に学ぶ仲間との切磋琢磨も密になる小規模専門予備校は、最近ケアが細かくなってきているとはいえ、自己管理や生徒側からの積極的関与が求められる大手予備校に比べてやはり面倒見が良く、厳しく管理してくれるところが多いのが特徴といえる。学費は概ね大手予備校よりも高額で、私立受験者が多い。大手と違い、質にかなりの差があるので塾の選定には調査と熟慮が必要。

代々木メディカル(YMS)

医学部専門塾のなかでも長い歴史を持ち、生徒の質のよさでも有名。入塾テストでは学力のほか面接も重視し、実際に医療福祉活動を学ぶ機会を設ける。

野田クルゼ

YMSとならぶ老舗医大予備校。生徒の徹底管理が特徴で、1ヶ月間1日16時間勉強する合宿に代表される「詰め込み型」学習で成果を上げる。

メルリックス

2000年代に入り認知度を急速に上げた予備校。私大医学部に関する豊富な情報量が売りで、個別担任制を敷き模擬面接などの受験対策も実施する。

東大螢雪会

東大医学部の学生が中心となって始めた、2000人のプロ講師をかかえる歴史ある個別指導および家庭教師派遣塾。対面個別指導を行うほか、2012年からインターネットを通じて全国での個別指導が可能に。

Z会

通信教育大手のZ会が首都圏で教室展開している「Z会東大マスターコース」の選抜医学部クラスは、最難関国公立大医学部への高い合格実績をもつ。教室での集団指導のほか、担当講師による添削指導、模擬試験とそのフォローアップなどを実施。通信教育でも2011年から医学科コースが開講している。