福岡大学の化学の過去問

過去問をチェックしよう

2012年 2013年

2012年

過去問の傾向

例年通りの大問4題。珍しいところでは理論から酸化・還元についての出題があった。

過去問の対策

例年、他大学にくらべ比較的比重の高い無機分野からの出題が少なかった。理論の酸化・還元の問題は珍しくはあるが基本的な内容であまり差にはつながらなかったはず。

陽イオン化傾向と無機物の沈殿に関する設問です。溶液のイオン化傾向と沈殿物に関する知識が必要です。また炭化水素の電子構造(SP2、SP3混成軌道等)に関する三次元構造を知っている必要があります。知識を問う問題で難易度は普通。 第1問を解く

化学反応に関する問題。基本的な用語の空欄補充から簡単な計算問題まで。化学反応式や元素記号の基本的な事項を押さえておきたい。 第2問を解く

飽和水蒸気量に関する設問です。理想気体方程式から分子量を求める質問です。モル分布量も計算が必要になってくるので計算式に関する基礎知識が必要とされます。難易度は低い。 第3問を解く

核酸(RNA)を構成するアミノ酸に関する設問です。やや生物よりの問題になっており、RNAを構成している糖分子やアミノ酸の構造を知っている必要があります。一般的な化学の受験問題ではないので難易度は高い。 第4問を解く

2013年

過去問の傾向

過去問の対策

特定の分野に限らず、物質の構成、溶液、有機化合物の分野が盛り込まれた問題です。第1問を解くのに必要な知識は、原子の構造、陽イオン・陰イオンの構造、分子の構造、電気陰性度による結合の極性です。第2問を解くのに必要な知識は、コロイド溶液の性質、電気泳動、凝析の仕組みです。コロイド粒子がくっつき合わないのは、コロイド粒子が同じ電荷を帯びて互いに反発し合っているためです。コロイド溶液に少量の電解質水溶液を加えるとコロイド粒子の凝析が起こります。凝析には、電解質がコロイド粒子の帯びている電荷と反対符号で、イオン価数が大きいほど有効です。第3問を解くのに必要な知識は、有機化合物の構造と異性体です。難易度は基礎レベルです。 第1問を解く

全8問中6問は多肢選択式。他は語句入力1問と計算問題が1問。元素と周期表の理解を問う問題。確実に解くためには、暗記が必要。難易度は標準。 第2問を解く

化学Ⅰで学んだ、物質の状態、特に気体の性質についての知識を問う問題です。解くのに必要な知識は、飽和蒸気圧、ボイルシャルルの法則、ドルトンの分圧の法則です。難易度は基礎レベルです。 第3問を解く

選択式問題の他に、化学反応式、構造式を記述する問題となっている。有機化学分野(脂質)に関する基本的な知識と実験に関する手順や化学反応の理解が必要。難易度は標準。 第4問を解く