川崎医科大学の過去問対策

全教科の過去問題一覧

2012年 2013年

2012年

英語

過去問の傾向

大問数が1つ減り、文法・語彙2、読解2の4題に。ただし小問数の合計は37と例年より少し多め。

過去問の対策

例年になかった誤り指摘問題が出題されたのが新鮮。全体的な難易度は標準的だったが、細かい問題が多く丁寧にかつ迅速に解いていくことが求められた。

空欄補充の小問10題からなる。慣用句や句動詞、前置詞の用法を的確に理解していれば正解にたどり着ける標準レベルの問題。文法知識の整理が大切。 第1問を解く

5つの英文についての下線部の正誤判定。下線部はそれぞれ4箇所ずつあるが、各文の内容が把握できれば誤りを見つけ出すことはさほど難しくない。標準レベルの問題。 第2問を解く

約400語からなる英文を読み、8箇所の空欄に入る語をそれぞれ4つの選択肢から選ぶ問題。文脈を追いながら読解することができれば、選択肢にはあまり迷う余地はなく、標準的な出題である。 第3問を解く

650語あまりの英文を読み、14問の小問にそれぞれ解答する形式の総合問題。文法・語彙・空所補充・脱文補充など多様な形式の問を含み、素早く解答を導くことが要求されるやや難易度の高い問題である。 第4問を解く

数学

過去問の傾向

特に数学Ⅲから幅広く出題された。

過去問の対策

確率、ベクトル、微積分法は特に近年出題頻度が上がっているので、深くまで取り組んでいきたい。また難易度の高い誘導問題に慣れておくことも重要。

空間ベクトルの問題。ベクトルの知識を用いる。計算量は多くなるが、難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

くじを引く反復試行、関数の最大・最小の問題。確率、関数の知識を用いる。やや難易度が高い問題。 第2問を解く

接線の傾き、極限、はさみうちの原理、定積分の問題。微分・積分や極限の知識を用いる。複雑な計算が必要になるやや難易度が高い問題。 第3問を解く

物理

過去問の傾向

例年と違い、大問2題の両方が総合問題。そのため幅広い分野から出題された。特に原子からの出題は珍しい。

過去問の対策

例年、大問1題のなかに複数分野の問題が存在していたが、その傾向がより顕著になった形。柔軟で幅広い思考能力が試される。

総合問題。力学的エネルギーの保存、反発係数、オームの法則、ド・ブロイ波、半導体の問題。各分野から標準的な問題が出題されている。難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

総合問題。加速度・速度・変位、コンデンサーの合成の問題。力学、電磁気の分野から標準的な問題が出題されている。難易度はそれほど高くない。 第2問を解く

化学

過去問の傾向

例年通り、幅広い知識を問う総合問題。

過去問の対策

高校の化学内容を網羅する問題構成。この大学にしぼるなら、教科書の全範囲の基礎知識を穴なく徹底的に覚えこむこと。計算対策も忘れずに。

アボガドロ定数から有機物の光学活性まで幅広く問われている総合問題。無機化合物の設問がやや多いが基本的な設問であるので、化学の基礎知識がしっかりしていれば問題はないと思われる。雑多な範囲に及ぶが難易度は低い。 第1問を解く

生物

過去問の傾向

生殖と発生、遺伝・変異、生態系からの出題が多かった。

過去問の対策

遺伝・変異は近年必出であるが、例年広範囲からの出題傾向があったなか特に生態系に問題が偏ったのは珍しい。得意・不得意の差をできるだけなくす学習が重要といえる。

Ⅰは心臓についての問題。構造と神経系との結び付き、機能の理解が必要。Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅵは遺伝、細胞の問題。遺伝の仕組みと動植物の細胞の構造、分裂の仕組みの知識が必要。Ⅴは化学の知識が必要で高難易度。 第1問を解く

ヒトの内耳の構造、突然変異、生物史、に関する幅広い設問。聴細胞、神経細胞、遺伝子の発現、中枢神経、遺伝子頻度についての知識が必要。難易度は高い。 第2問を解く

2013年

英語

過去問の傾向

過去問の対策

5つの小問からなる空欄補充問題。イディオムや単語の意味を正確に覚えておけば解答出来る標準的な問題である。紛らわしい単語に注意が必要である。 第1問を解く

英文中の八つの空欄に適語を補充する四択問題である。使われている単語は難しくないが、時制などに関する文法事項を正確に理解している事が求められる。標準的な問題である。 第2問を解く

腎臓移植に関する長文読解問題。医学的な専門用語が出てくるので知識が必要である。また設問は22題あり内容の濃い難易度の高い問題である。 第3問を解く

数学

過去問の傾向

過去問の対策

小問集合。前半は独立した反復試行の確率について、後半は平面図形における位置ベクトル、相加相乗平均の関係についての知識を用いる標準的な問題で、難易度は共にそれほど高くはない。 第1問を解く

微分法の応用に関する問題。増減表による極値の計算についての知識を用いる。(4)は若干の応用力が問われるが、全体として難易度はそれほど高くない。 第2問を解く

関数の定積分、増減と極値に関する問題。部分積分、定積分、増減表などについての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く

物理

過去問の傾向

過去問の対策

総合問題。オームの法則、弾性力、磁界から電流の受ける力、光の屈折の法則、レンズの公式などの力学・電磁気学・光学についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

総合問題。運動の法則、等加速度運動、運動量と力積の関係、平行板コンデンサー、クーロンの法則、キルヒホッフの法則などの知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第2問を解く

化学

過去問の傾向

過去問の対策

基礎的な計算問題から無機、有機の知識まで幅広く問われている総合問題。一問一答形式の問題が多いのが特徴。教科書レベルの問題が多いため、化学の基礎知識がしっかりしていれば問題はない。難易度は低い。 第1問を解く

第1問と同じく化学の知識が幅広く問われている総合問題。出題範囲が多岐にわたるので全てを網羅する必要があるが、教科書レベルの問題も多いので、総合的に難易度は低い。 第2問を解く

生物

過去問の傾向

過去問の対策

生物の各分野について問われる複合問題。全5問。代謝とATP、嫌気呼吸についての化学式を理解が必要。発生学は生殖細胞の分裂、胚葉の分化など広く問われている。遺伝については血液型の遺伝の仕方を理解していれば解ける。生物の進化については進化論や、生物の誕生の内容を知らないとまず解けない。難易度は簡単、普通、難しいが混在している。 第1問を解く

生物の排泄(浸透圧調整)と遺伝に関する問題。排泄については、各生物の排泄経路とその機能、また水生生物の透圧調整およびグラフの読解があるため、この分野についての正確な知識が必要。遺伝の問題は細菌におけるDNA複製過程の知識と、塩基配列の読解が必要となる。また、遺伝の法則を用いた表現型の解読もあるが、こちらは基本的な内容となっている。難易度はやや高い~高い 第2問を解く