福岡大学の過去問対策
全教科の過去問題一覧
2012年 2013年2012年
英語
過去問の傾向
例年通りの大問5題で問題構成にも珍しさはない。
過去問の対策
この大学のユニークな点は、読解問題に音楽などのやわらかい題材が選ばれること。この年はロバート・ジョンソンが扱われた。
100語弱のパラグラフを読み、その約3分の1にあたる部分の和訳問題。用いられている単語は標準的だが、カンマで結ばれた節どうしの関係を正しく表現できるかどうかが鍵となる。 第1問を解く
約650語のアメリカのミュージシャンについての長文を読み、英語で示された10個の文が長文の内容と合致するかどうかを問う問題。正誤判定のためには速読の力が要求されるため、難易度高めの問題である。 第2問を解く
8題の空欄補充の問題。単語の知識だけでなく、構文や時制といった文法事項にまで細かく気を配らなければならず、広い視野からの検討が求められるやや難しめの問題。 第3問を解く
5つの単語のアクセントの位置について問う小問6題。アクセントの位置が違う語が1つある場合とすべて同じ位置にある場合だけに限定した出題なので、難易度は標準。 第4問を解く
4つの短文にそれぞれ6つの空欄があり、選択肢中から適切な英単語を選んで入れる問題。日本文の意味を正しく英語に移せばよい。難易度は標準。 第5問を解く
数学
過去問の傾向
例年通りの、小問集合2題+微積分法1題の大問3題。
過去問の対策
[3]が例年に比べ易しめだったが、その分[1][2]の難易度が高かった。だが出題ジャンルは頻出範囲内だったため、教科書レベルまでマスターしていれば得点できた。
物理
過去問の傾向
例年通り、電磁気、熱力学、力学からの出題。
過去問の対策
易化傾向が続いており取り組みやすい問題が多かった。見慣れないジャンルからの出題でもないので、ミスなく高得点を出すことが求められた。
化学
過去問の傾向
例年通りの大問4題。珍しいところでは理論から酸化・還元についての出題があった。
過去問の対策
例年、他大学にくらべ比較的比重の高い無機分野からの出題が少なかった。理論の酸化・還元の問題は珍しくはあるが基本的な内容であまり差にはつながらなかったはず。
陽イオン化傾向と無機物の沈殿に関する設問です。溶液のイオン化傾向と沈殿物に関する知識が必要です。また炭化水素の電子構造(SP2、SP3混成軌道等)に関する三次元構造を知っている必要があります。知識を問う問題で難易度は普通。 第1問を解く
化学反応に関する問題。基本的な用語の空欄補充から簡単な計算問題まで。化学反応式や元素記号の基本的な事項を押さえておきたい。 第2問を解く
飽和水蒸気量に関する設問です。理想気体方程式から分子量を求める質問です。モル分布量も計算が必要になってくるので計算式に関する基礎知識が必要とされます。難易度は低い。 第3問を解く
核酸(RNA)を構成するアミノ酸に関する設問です。やや生物よりの問題になっており、RNAを構成している糖分子やアミノ酸の構造を知っている必要があります。一般的な化学の受験問題ではないので難易度は高い。 第4問を解く
生物
過去問の傾向
大問5題で、分野は生殖と発生、タンパク質と生物体、動物の反応、生物の集団。計算問題が出された。
過去問の対策
毎年出題される神経系・筋肉の他は出題傾向がつかみにくく、深く考えさせる問題が多かった。
イモリの受精卵の発生過程に関する問題。胚と分化、初期原腸胚、予定運命図に関する知識が必要。難易度は低い。 第1問を解く
ヒトの血液の酸素解離曲線とその機能についての設問。ヘモグロビンの酸素輸送能力についての知識が必要。難易度は普通。 第2問を解く
免疫反応に関する設問。獲得免疫と自然免疫、抗原、好中球の働き、ヘルパーT細胞、HIVの知識が必要。難易度は低い。 第3問を解く
ヒトの耳管と音の認知に関する設問。受容器と中枢神経、内耳、うずまき管の構造に関する知識が必要。難易度は低い。 第4問を解く
生物が個体の間で信号として使う化学物質に関する設問。動物の生体ホルモン、走性についての知識が必要。難易度は普通。 第5問を解く
2013年
英語
過去問の傾向
過去問の対策
短い英文の中から、下線部の英語を訳す英訳の問題です。和訳の問題なので、語彙力や読解力が必要です。比較的簡単な問題です。 第1問を解く
長文を読んで、内容に合うものを選ぶ問題で10題あり、四択で選ぶ問題です。長文を読み解く力が必要なので、読解力は欠かせません。難易度は、少し難しめです。 第2問を解く
空欄補充の問題で、設問数は8題あり、4択から選ぶ問題です。この問題を解くカギは文法力になります。難易度は容易です。 第3問を解く
発音の問題が全部で6問あり、5択で構成されています。正しい発音の単語力が必要です。難易度は少し難しめです。 第4問を解く
空欄を補充して一つの文を完成させる問題で、設問数は4問あります。何より文法さえおさえていれば、難しい問題ではないです。 第5問を解く
数学
過去問の傾向
過去問の対策
物理
過去問の傾向
過去問の対策
化学
過去問の傾向
過去問の対策
特定の分野に限らず、物質の構成、溶液、有機化合物の分野が盛り込まれた問題です。第1問を解くのに必要な知識は、原子の構造、陽イオン・陰イオンの構造、分子の構造、電気陰性度による結合の極性です。第2問を解くのに必要な知識は、コロイド溶液の性質、電気泳動、凝析の仕組みです。コロイド粒子がくっつき合わないのは、コロイド粒子が同じ電荷を帯びて互いに反発し合っているためです。コロイド溶液に少量の電解質水溶液を加えるとコロイド粒子の凝析が起こります。凝析には、電解質がコロイド粒子の帯びている電荷と反対符号で、イオン価数が大きいほど有効です。第3問を解くのに必要な知識は、有機化合物の構造と異性体です。難易度は基礎レベルです。 第1問を解く
全8問中6問は多肢選択式。他は語句入力1問と計算問題が1問。元素と周期表の理解を問う問題。確実に解くためには、暗記が必要。難易度は標準。 第2問を解く
化学Ⅰで学んだ、物質の状態、特に気体の性質についての知識を問う問題です。解くのに必要な知識は、飽和蒸気圧、ボイルシャルルの法則、ドルトンの分圧の法則です。難易度は基礎レベルです。 第3問を解く
選択式問題の他に、化学反応式、構造式を記述する問題となっている。有機化学分野(脂質)に関する基本的な知識と実験に関する手順や化学反応の理解が必要。難易度は標準。 第4問を解く
生物
過去問の傾向
過去問の対策
クローン羊の作製に関する設問。難易度は低めで、一般的な生殖と発生およびクローンに関する知識があれば十分である。問3に関しては知らない内容かもしれないが、他の選択肢の物質に関して知識があれば消去法で解ける。 第1問を解く
遺伝子発現に関する問題。難易度は普通。問5と問6はやや難易度が高め。ショウジョウバエの胚の分化と双翅目昆虫のだ腺の実験に関する知識をしっかり押さえれば高得点を狙える。 第2問を解く
腎臓のはたらきに関する基礎的な問題。難易度は低く、ぜひ得点しておきたいところ。記述問題は基礎的な内容を問うものだが、少ない字数で的確に言い表す必要があるため、知識として持っておくだけでは不安が残る。記述問題の演習もしっかりやっておこう。 第3問を解く
ATP生産についての問題。多少つっこんだ内容も聞かれているが、医学部を受ける者ならこの辺は完璧にしておきたいところ。知らないことがあれば、すぐに教科書・参考書で確認しよう。 第4問を解く
活動電位の伝導と神経伝達についての問題。難易度はやや低め。活動電位の伝導のしかたとその仕組みを理解している必要がある。また、問2を解くには活動電位の測定の仕方に関する知識も必要。 第5問を解く