北里大学の過去問対策
全教科の過去問題一覧
2012年 2013年2012年
英語
過去問の傾向
大問数が1題減って5題となった。発音問題がなく、かわりに計算の要素をもつ短文の読解問題が出題された。
過去問の対策
例年に比べ語句整序問題の難易度が低かった。短文の読解問題は計算の要素が入って一見とっつきにくそうにも思えるが、食わず嫌いなく取り組めば得点を稼げた。
音楽が耳について離れない現象に関する900語弱の英文を読み、空所補充・語句の言い換え・内容説明など14の小問に答える。実践的な英語運用能力が重視されている。難易度はやや難。 第1問を解く
空欄に適語を入れる問題。一部の専門的な単語を除けば単語レベルは難しくない。 第2問を解く
10の対話文を読み、それぞれの空所を補充する五択問題。文法知識と語彙力の双方が要求されるが、会話の流れを追っていけば難しい問題ではない。難易度は標準。 第3問を解く
2問の計算問題が英文で出題され、その解を5つの選択肢の中から選ぶ。英語の解釈だけでなく、効率的で素早い計算力が要求されるのはいうまでもない。難易度は標準。 第4問を解く
文中の10箇所を並べ替えて指定箇所の語を答える整序英作文が5題。構文を見抜いて着実に解答していけばよい。難易度は標準。 第5問を解く
数学
過去問の傾向
証明問題が2題出題された。
過去問の対策
例年の出題の特徴である「行列」と「微分積分」を過去問や問題集で攻略しておくこと。
物理
過去問の傾向
大問2題は、近年の流れである力学・電磁気でなく力学・熱力学であった。
過去問の対策
熱力学から気体分子運動論についての出題など、対策外の地力が問われる問題で差がついた。
化学
過去問の傾向
解答個数は減少傾向。この年は25個であった。
過去問の対策
2008~2010年度の出題範囲に戻った印象。試験時間に対して問題量が多いので手際よくミスなく解けるよう演習を積むことが肝要。
無機物と活性化エネルギーを問う問題。触媒の記述もあるがそれらの知識は得に求められていない。起電力に関する設問もあるのでイオン化傾向に関する知識が要求される。難易度は低い。 第1問を解く
無機化合物の物性と電離平衡、滴定実験に関する知識を問われる問題。溶解度積に関する知識も問われる空欄補充問題。難易度は普通。 第2問を解く
酸素原子の電気陰性度の高さに起因する水素結合に関する空欄補充問題。理想気体方程式の知識も要求されるが、基本的な問いであるので難易度は低い。 第3問を解く
気体の溶解度積と水蒸気圧に関する空欄補充設問。水蒸気圧に関する公式と溶解度積に関する計算式を知っていれば解ける問題。計算自体はやさしい。難易度は低い。 第4問を解く
サリチル酸の合成に関する設問。滴定によりpHからモル濃度を求める問題もあるので水素イオン濃度の計算式に関する知識も要求される。難易度は低い。 第5問を解く
生物
過去問の傾向
例年通りの大問3題。分野はおおむね頻出範囲内からであったが、数年なかった代謝からの出題があった。
過去問の対策
必出の遺伝と神経系・筋肉はやはりよく練られた問題で、過去問の研究が有効。
1.グルコースの代謝によるATPと熱エネルギーの産生と、体温の恒常性維持に関する問題。空欄補充、選択肢問題が主。他に計算問題もあるが、計算は簡単である。2.前半は解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の行われる場所や、各分子の正確な名称、必要量といった基礎的な知識が必要。計算問題は素直に計算すればよいだろう。後半は体温調節に関する各器官の情報伝達経路を頭に入れておく必要がある。風邪を引いた時に体温が上がり、回復すれば下がるという変化が正常なものであることを知っていれば最後の問題も悩まなくて済むだろう。3.全体として易。教科書をちゃんと勉強していれば全問正解も狙える。 第1問を解く
イモリの受精卵の発生過程についての設問。遺伝子の突然変異についてのも問われておりたんぱく質のアミノ酸配列の変化についての知識が必要。難易度は高い。 第2問を解く
キイロショウジョウバエのだ腺染色体についての設問。減数分裂、染色体の構造についての知識が必要。難易度は高い。 第3問を解く
2013年
英語
過去問の傾向
過去問の対策
男性と女性の違いを脳の働きから述べた長文読解問題。分量も多く後半から様々な医学用語が出て来るので、最後まで集中し正確に理解出来るかが課題となる。難易度はやや高めである。 第1問を解く
生徒と教授の対話文を読み、それに関する5つの小問に選択肢の中から解答を選ぶ。状況をしっかり掴み正解に繋げたい。標準的な問題である。 第2問を解く
英文の空欄に適語を補充する問題。基本的なイディオムや文法が理解出来ていれば解答出来る。標準的な問題といえる。 第3問を解く
英文中の下線部に近い意味の単語を選択肢の中から選ぶ小問6題。やや難易度の高い単語も出題されているので、単語力が問われる問題である。 第4問を解く
医療に関連した文章をつくる整序問題3題。正確に文法を理解し、英文を構成出来る力が必要である。やや難易度は高い問題である。 第5問を解く
数学
過去問の傾向
過去問の対策
物理
過去問の傾向
過去問の対策
小問集合。(1)力のモーメントのつり合い、(2)力学的エネルギー保存の法則、運動量保存の法則、(3)コイルの誘導起電力、(4)気体の内部エネルギーと仕事、(5)波動についての知識を用いる標準的な難易度の問題である。 第1問を解く
振り子の振り子運動と円運動に関する問題。力学的エネルギー保存の法則、円運動の運動方程式、運動量保存の法則など力学についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第2問を解く
斜面を滑るコイルが磁場に突入する場合に関する問題。コイルに生じる誘導起電力、磁場から電流が受ける力、ジュール熱など力学、電磁気学についての応用知識を要し、難易度は若干高めであるといえる。 第3問を解く
化学
過去問の傾向
過去問の対策
有機,無機,理論から出題されている小問集合である。有機化合物の分離,カルシウム化合物についての正誤問題など教科書レベルの基本的な問題なので,難易度は低いと思われる。 第1問を解く
イオン化合物の濃度計算の問題。全問選択式で、1問目より順を追って解いていく形式。化合物のイオン数、モルの概念、水溶液の濃度計算の基礎ができていれば解けるようになっている。難易度は普通 第2問を解く
無機化学の問題である。イオンの色,濃硫酸の製造法を題材にした計算問題,気体の適切な乾燥剤など基本的な問題である。したがって,難易度は低いと思われる。 第3問を解く
アンモニア水の電離平衡の問題である。中和滴定で用いる試薬,電離度など基本的な問題である。よく出る酢酸の電離平衡ではなく,稀なアンモニア水が出題されていることから,難易度はふつうである。 第4問を解く
アミノ酸の問題である。タンパク質の二次構造やキサントプロテイン反応など教科書レベルの知識を聞いてくる。難易度は低いです。 第5問を解く