聖マリアンナ医科大学の過去問対策

全教科の過去問題一覧

2012年 2013年

2012年

英語

過去問の傾向

例年通り大問4題の出題。文法・語彙問題では誤り指摘と同意表現があった。内容説明の記述問題の文字数は50~80と少なめだった。

過去問の対策

この年の長文は、仏塔の耐震構造、深刻化する世界の水問題という、理系・時事系のテーマであった。時事問題は幅広く出題されているので、日頃から世界の現状を注視しておきたい。

日本の仏塔建築に関する900語弱の英文を読み、和訳・内容説明・空所補充などからなる7つの小問に答える。速読が必須である上、英文の内容にも一歩踏み込んだ説明が要求されている。やや難易度の高い問題。 第1問を解く

第1問より少し短めの長文読解で、大門1よりもやや簡単。問いの内訳は語彙の知識を問われるものと英作文とかなりシンプルである。 第2問を解く

第3問は英文の間違った箇所を訂正する問題。難しくはないが、この形式が嫌いな人にとっては厄介な問題だろう。文法や語彙の力が試される。 第3問を解く

第4問は短文の空所に前置詞を入れ、熟語を完成させる問題。やさしめの問いだが基本的な語法、イディオムを問われている。 第4問を解く

数学

過去問の傾向

例年の頻出に則り、ベクトル、微積分法、数列、行列から出題。行列の問題は記述式であった。

過去問の対策

微分・積分法が複数にわたって出題され、計算速度と試験時間との戦いとなった。スピーディかつ確実な計算能力を身につけておきたい。

空間図形におけるベクトルの応用。ベクトルの知識を用いるやや難易度の高い問題。 第1問を解く

等比数列の和、数列の最大の項を求める問題。〔1〕は数列の和の応用問題である。〔2〕は数列と微分の知識を用いる。どちらもやや難易度が高い。 第2問を解く

定積分で表された関数、交点の座標、領域における最小値を求める問題。微分・積分の知識を用いる。計算量が多いが、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く

行列の成分計算の問題。行列の知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第4問を解く

物理

過去問の傾向

論述が1題出題されたほかはプレーンな解答形式。描図、証明問題はなかった。

過去問の対策

ポアゾンの式を使って断熱変化をみる熱力学の問題が高難度で、そのほかの難易度は標準的。聖マリアンナ医科大学では年度によって難度の高い問題が出るので、できれば最難関の問題集にもあたっておきたい。

小問集合。力のモーメント、ドップラー効果、ジュール熱、光とその種類の問題。各分野の基礎的な知識があれば、問題ない。 第1問を解く

力のつり合い、仕事とエネルギーの問題。力学の知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第2問を解く

合成抵抗、電池の内部抵抗を求める問題。回路に関する知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く

等温変化・断熱変化の問題。熱力学に関する知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第4問を解く

薄膜の干渉の問題。光の干渉に関する知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第5問を解く

化学

過去問の傾向

2011年度と違い大問6題の出題。例年通り、問題の半分を有機分野が占めた。

過去問の対策

まずは有機分野を徹底的にマスターすることがこの大学対策の鉄板。論述問題の比率が高いので、短い試験時間内に解答しきるには論述慣れのための演習が必要。

化学の基礎知識が求められる問題です。化学の教科書をしっかりと読み、体系的に理解しておく必要があります。化学の用語の意味をそれぞれしっかりと理解しておくと良いでしょう。難易度は高いということではなく知識や理解度が試されます。しかし、科学用語の意味をしっかりと理解していなければ解くことはできません。ですから、日常的に化学に興味を持ち、わからないことは自分で調べるというような自発的な学習が必要になることでよう。 第1問を解く

第2問では物質の性質と、反応についての出題がなされています。物質同士の関係や化学反応についてしっかりと理解しておく必要があります。化学反応式の量は多く、暗記をする能力も求められます。ゆえに難易度は少々高いので、準備に時間をかけてから試験に臨みましょう。 第2問を解く

ガス漏れ警報器をどの位置に設置するかを問う問題です。位置を選ぶだけではなく、その根拠も示さなくてはなりません。物質に対する知識だけではなく、状況を読み取る能力が求められます。記述形式ですので、完璧な解答を作成するのは難しいでしょう。まずは自分の分かる部分から徐々に答えを目指して行くことにしましょう。 第3問を解く

ニトログリセリンについての理解を試される問題です。この問題を解答するにはニトログリセリンの反応についての知識や用いられ方についての知識が必要になります。幅広い知識を身に付けるというよりは、ここの物質について深く掘り下げておく必要があります。ニトログリセリンについての深い知識があれば難しい問題ではありません。しかし、狭い範囲の出題でありますから、できれば物質についての知識を網羅しておくと良いでしょう。 第4問を解く

フェーリング液の反応問題です。フェーリング液はどのような性質を持っているのか、そしてその反応についての知識が必要です。この問題ではグルコースとスクロースの違いはなんなのかを理解しておく必要があります。物質についての考察ができていれば難しい問題ではありません。知識と考える力が試される問題です。 第5問を解く

タンパク質に対する記述を読み、それに対して解答していく問題です。タンパク質についての深い知識が求められます。タンパク質はどのような性質を持っているかやそれに関連する事柄も覚えておかねければなりません。問題数も多く、難易度は高いと言えるでしょう。 第6問を解く

生物

過去問の傾向

例年通りの大問4題。描図問題が3題出題された。

過去問の対策

描図という珍しい解答形式があったものの、全体的な難易度は基本的。出題ジャンルもおなじみだったため、基本的な対策を行っていれば高得点が望めた。

(1)は目の発生の仕組みと構造の問題。発生の順序と細胞分布、構造に関する知識が必要。(2)は性染色体についての問題でホモ型、ヘテロ型についての知識が必要。雌雄の違いが分かると良い。知識があれば低難易度。 第1問を解く

筋肉に関する問題で、構造と種類、神経系との関係性が重要。神経伝達物質や神経の構造、各部の名称等神経系に関する知識も不可欠。基礎知識が問われる部分が多く、低難易度。 空欄補充 計算 図示 第2問を解く

ヒトの循環系に関する設問。ヒトの血液の組成、血中酸素飽和度、ヘモグロビンの働きの知識が必要。難易度は普通。 第3問を解く

動物の発生についての問題。細胞の分化の仕組み、各部の名称、それぞれがどの部位に分化するかを理解しておくと良い。内容は基礎的なものだが説明を記述する必要がある為高い理解度が求められる。中難易度。説明記述 第4問を解く

2013年

英語

過去問の傾向

過去問の対策

長文は大問7題が出題されている。英文が長い割に問いが少ないので、長文をいかに早く読むことが重要である。また、単語の注釈はかなり少なく、専門的な単語も習得する必要がある。難易度はやや難解。この年の長文は日本の地震の木材の耐震に関する出題であった。昨年も同様に耐震が出題されたので、時事問題に注意しておくこと。 第1問を解く

熱帯雨林に群生する植物の薬としての潜在性についての長文で、設問は空所補充と内容一致問題から成る。長文の語彙・内容ともに比較的易しめ。設問も素直な問題が中心なので高得点を狙いたい。 第2問を解く

英文の誤りの箇所を解答する。正確な文法理解は求められるが、正しく直す必要はないので答えやすい。標準的な問題といえる。 第3問を解く

英文の空欄に適語を補充する問題。文章は易しいが選択肢のイディオムは紛らわしいので注意が必要である。標準的な問題である。 第4問を解く

数学

過去問の傾向

過去問の対策

数列の問題。特性方程式を利用する漸化式の問題があるが、教科書レベルが解けるようになっていれば問題ない。 第1問を解く

2次関数の問題。解と係数の関係を使い、その結果を用いて[3]を解く。[3]はやや煩雑であり、難易度は高い。 第2問を解く

平面ベクトルに関する空欄補充問題。三角形の五心に関する基礎的な知識も要する。基礎的な内容から、やや複雑な処理を要する内容も含む。 第3問を解く

整数に関する命題の証明。題材としては、(1)素数と(2)行列式を利用するが、基本的な整数問題の処理法の理解が求められている。難易度はやや難。 第4問を解く

物理

過去問の傾向

過去問の対策

小問集合。万有引力、音波、コイルの自己誘導、熱量保存の法則についての基礎知識を問うものであり、難易度は低いといえる。 第1問を解く

人型剛体模型を用いた腕の質量測定に関する問題。剛体の質点のつり合い、力のモーメントのつり合いなど力学についての知識を用いる標準的な問題で、難易度は中程度である。 第2問を解く

直流電源に接続された平行板コンデンサーに関する問題。電場、電位、静電エネルギー、静電容量などコンデンサーについての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第3問を解く

光の屈折に関する問題。光の屈折率、光の屈折現象の幾何学的な説明など、光の屈折についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第4問を解く

立方体に閉じ込められた単原子分子理想気体の分子運動に関する問題。気体の分子運動についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第5問を解く

化学

過去問の傾向

過去問の対策

化学の基礎知識が問われる問題。化学用語の意味もしっかりと理解して自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。計算問題もありますが、基礎がわかっていれば解ける問題です。難易度は普通。 第1問を解く

化学反応の反応式を答える問題。無機の気体が発生する反応を知っている必要がある。反応自体は難しいものではないので、答えられると思われる。難易度は普通。 第2問を解く

理論分野の問題。浸透、浸透圧について理解しておく必要がある。計算問題もあるのでケアレスミスには注意。難易度は普通。 第3問を解く

有機反応の問題。化学用語の説明問題が多いので、各用語を簡単に説明できるように練習する必要がある。サリチル酸の周辺反応をしっかり勉強しておくとよい。難易度はやや難。 第4問を解く

有機化学の高分子の問題。それぞれの高分子の知識が必要。計算問題もあるので落ち着いて解いていきたい。難易度は普通。 第5問を解く

生物

過去問の傾向

過去問の対策

アセチルコリン,インスリン,鉱質コルチコイドの問題。どれも教科書レベルの問題なので,難易度は低いと思われる。 第1問を解く

抗体,T細胞,MHCについての問題である。教科書レベルの基本的な問題なので,難易度は低いと思われる。 第2問を解く

不完全優性の遺伝学の問題です。教科書レベルの問題が解ければ十分に解ける問題です。難易度は低いです。 第3問を解く

植物の明反応と暗反応についての問題です。教科書レベルの基礎的な問題なので,難易度は低いと思われる。 第4問を解く