関西医科大学の過去問対策
全教科の過去問題一覧
2012年 2013年2012年
英語
過去問の傾向
例年通りの大問4題。
過去問の対策
読解問題ではタイムトラベルというユニークな題材を扱っている。難易度は全体的に標準的だったが、語句整序問題が若干難しかった。もとより問題・解答方式が独特であるため、特に過去問対策が重要な大学といえる。
11語ないし12語からなる英文を組み立てる整序英作文が5題。語数が多いためやや面倒だが、含まれている英語表現はわかりやすいものである。難易度は標準。 第1問を解く
7語から10語を並べ替える整序英作文が5題。ただし、それぞれ1語だけは語頭の1字だけしか与えられておらず、その語を完成させる作業を含む。文脈から隠された語を推理しなければならず、難易度はやや高い。 第2問を解く
宇宙物理学に関する約650語の英文を読み、与えられた英文との内容一致を問うのがメインとなる大問。文章量が多く速読が要求される。設問の難易度は標準的なものである。 第3問を解く
ピロリ菌についての600語あまりの英文を読み、内容一致や語句の言い換えを含む小問4問からなる問題。速読のみならず医学的な理解もあることが望ましい。設問そのものの難易度は標準。 第4問を解く
数学
過去問の傾向
例年通り、小問集合体含む大問4題。3年ぶりに図示問題が出題された。
過去問の対策
他大学でも珍しい「確率分布」に関する出題があったほかは、出題頻度の高いものが多かった。とはいえ、時間に対して問題数が多いので正答を増やすにはかなりの問題演習で慣れておくことが必要。
物理
過去問の傾向
珍しいものでは万有引力とケプラーの法則、交流回路・電気振動・電磁波からの出題があった。
過去問の対策
例年通り基本~標準レベルの問題がほとんどだったが、βトロンの近似計算を扱った[3]は難易度が高く、ここで時間をロスすると痛かった。
化学
過去問の傾向
論述がらみの出題が2題あった。
過去問の対策
例年通り易しめの問題が並んだため高得点勝負となった。広範囲において基本的理解が問われているので、地力の確かさが試される。
無機物と若干アルカンについての物性を問う問題。共有電子対と気体の発生についての知識が必要。基礎問題なので難易度は低い。 第1問を解く
無機物について知識を問う問題。硫酸銅の酸化還元反応についての知識が必要。沈殿物についても合わせて問われているので記憶していれば難しくはない暗記問題。難易度は普通。 第2問を解く
エチレンの水素付加に関する設問。ニッケルについての触媒知識についても問われている。不斉炭素原子についても問われているのでやや幅広い有機化合物の知識が必要になる。ニッケルの表面上の水素原子についての知見を問われている、がこれは標準学習範囲ではないのでやや難しいか。これ以外は難易度は低い。 第3問を解く
デンプンに関する代謝にまつわる設問。分解酵素に関する知識と胃液のpHに関しての知識が求められている。難易度は低い。 第4問を解く
生物
過去問の傾向
近年なかった論述問題があった。珍しいジャンルとしては細胞の構造と組織から出題があった。
過去問の対策
計算問題が少ない分、空所補充問題が多く正確な知識を求められた。
ヒトのすい臓の働きとその制御に関わる生体ホルモンについての設問。基礎的な知識を問う問題なので難易度は低い。 第1問を解く
生体の反射のしくみに関する設問。中枢神経と反射に関する知識が必要。語句が与えられているので難易度は低い。 第2問を解く
ヒトの体細胞に関する設問。DNAとRNAの構造、核膜、タンパク質の生成に関する知識が必要。DNAにおける各対と対の間の距離が尋ねられているが、計算自体はやさしい。難易度は普通。 第3問を解く
植物の細胞の構造についての設問。植物の細胞の構造、光合成の仕組みについての知識が求められる。難易度は低い。 第4問を解く
ヒトの性染色体の分布する細胞についての設問。性染色体と減数分裂、生殖細胞についての知識が必要。難易度は低い。 第5問を解く
2013年
英語
過去問の傾向
過去問の対策
英文中の空欄に、指定されたアルファベットで始まる単語を補充する。標準的な問題ではあるが、文章を正確に理解し、適切な単語がひらめく事が鍵となる。 第1問を解く
日本語の意味に合うように単語を並べる整序英作文問題。文法の理解力が問われる。しかし日本語に合わせて並び替えるだけなので難易度はやや簡単である。 第2問を解く
長文を読み空欄補充をする問題である。前後の内容だけでなく文全体の読解力が求められている。ただ内容が理解しやすいので難易度は普通。 第3問を解く
アメリカの肥満傾向に関して述べた長文読解問題。英文の内容は標準的なレベルだが、正誤を判断する設問が10題あるので正確に理解しながら読み進める力が必要である。 第4問を解く
数学
過去問の傾向
過去問の対策
小問集合。式の値、因数分解、指数方程式、対数関数とグラフ、図形のある点が描く曲線(円)の方程式、確率についての知識を用いる問題。難易度は基本的な問題が多く易しめである。 第1問を解く
行列演算に関する問題。逆行列の公式、無限等比級数などの知識を用いる基礎的な問題。難易度は(1)(2)は易しめであるが、(3)は標準的難度である。 第2問を解く
関数の増減と極大値、変曲点、定積分に関する問題。関数の積の微分、増減表の作成と極大値・変曲点の算出、積分についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く
平面図形でのベクトルに関する問題。2ベクトルの内積、辺の長さの計算、外心と外接円などについての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第4問を解く
物理
過去問の傾向
過去問の対策
摩擦のある斜面上での物体の運動に関する問題。力のつり合い、運動方程式などの力学についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第1問を解く
電場・磁場中の荷電粒子の運動に関する問題。荷電粒子に対する運動方程式、エネルギー保存の法則などの電磁気についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第2問を解く
速度計(スピードガン)の原理に関する問題。ドップラー効果などの波動についての知識を用いる標準的な問題で、難易度は比較的易しい部類である。 第3問を解く
シリンダー内の理想気体とゴムバンドに関する問題。気体の状態方程式、ボイル・シャルルの法則、熱力学第一法則などの理想気体に対する熱的性質についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第4問を解く
化学
過去問の傾向
過去問の対策
リンおよびリン酸の属性についての問題。リンおよびリン酸についての基礎知識が必要。難易度は低い。 第1問を解く
無機物の金属を用いた実験に関する問題。反応過程を分子式で表す知識が必要。電気量、物質量、Phを求める問もあるため、それらの知識も必要とされる。難易度は低い。 第2問を解く
分子、電子および電子イオンに関する総合問題。分子、電子および電子イオンに関連する基本的語句の知識が必要。平衡定数、体積、物質量を求める問もあるため、それらの知識も必要。難易度は低い。 第3問を解く
有機化合物を用いた実験に関する問題。有機物の反応に関する知識が必要。問によって組成式、示性式、構造式を求められるため、すべての式で反応を表す知識も必要となる。難易度は中。 第4問を解く
生物
過去問の傾向
過去問の対策
免疫学の穴埋め問題です。T細胞やB細胞など教科書レベルの知識があれば十分解ける問題です。難易度は低いです。 第1問を解く
窒素同化の問題です。何がどう反応し、何ができるかを理解しておく必要があります。知識は教科書レベルなので、難易度は低いです。 第2問を解く
DNAと窒素代謝の問題です。DNA二重らせんを証明した人は?など教科書レベルの知識で解ける問題です。難易度は低いです。 第3問を解く
生物の体温調節についての問題です。具体的には、バソプレッシンなどのホルモンがどこに作用するかを聞いています。ホルモンについて詳しく勉強しておく必要があります。難易度は高めです。 第4問を解く
植物ホルモンの問題です。どのホルモンがどのような働きがあるかという知識があれば、解ける問題です。難易度は低いです。 第5問を解く