日本医科大学の過去問対策
全教科の過去問題一覧
2012年 2013年2012年
英語
過去問の傾向
例年通りの大問4題。英作文は和文英訳であった。字数制限のある内容説明の出題はなかった。
過去問の対策
出題内容はオーソドックスなので正攻法の対策が望ましい。読解問題のテーマは言語系・医療系が頻出なので、テーマ別問題集などで慣れておくのがよい。
数学
過去問の傾向
大問数は数年来の3題だが、うち1題が小問3問の集合体であった。記述式の問題が多くをしめた。
過去問の対策
大問[1]が例年よりも易しめだったので全体の正答率が上がった。またこの年はベクトルに絡む問題が複数あり、この分野での得手・不得手が結果に響く形となった。
物理
過去問の傾向
例年通りの空所補充・記述式。この年は語句を答えさせる記述問題もあった。
過去問の対策
比較的標準的な問題が並ぶなか、2原子分子理想気体を扱った問題、レンズの応用問題で差がついた。一見難問と思われる問題を解きほぐして単純化できるかどうかがカギとなった。
遠心力と力のつり合い、静止摩擦力の問題。円運動や静止摩擦力などの力学の知識を用いる。ウ、エでは、静止摩擦力の向きに注意。オでは数学的な取り扱いが必要になる。 第1問を解く
抵抗の接続とジュール熱、コンデンサーの接続とエネルギー保存の問題。前半は抵抗の接続に関する典型的な問題だが、イでは、数学的な取り扱いが必要になる。後半はコンデンサーに関する基本問題。 第2問を解く
球形容器内の気体の分子運動と圧力、2原子分子理想気体の定圧変化の問題。(1)は理想気体の分子運動論をテーマとする標準的な問題。(2)は2原子分子理想気体のモル比熱に関する発展的内容を含んでいる。 第3問を解く
目のはたらきとレンズの性質の問題。レンズに関する知識を用いる。問題文の内容をきちんと理解しないと解答しにくい。 第4問を解く
化学
過去問の傾向
大問5題の構成。計算問題が多く、20字の論述問題もあった。
過去問の対策
塩と弱酸の混合溶液の水素イオン濃度に関する問題はかなりの難問。また煩雑な問題が多く、問題によって難易度の差が大きかったため、とれる問題を確実に正解する力がものを言った。
無機化合物と無機物の電子半径、電気陰性度を問う空欄補充問題。また、設問中には燃焼反応にも触れられている。両性元素に関しての物性などが問われており難易度は低い。 第1問を解く
電離平衡状態にある無機物の中和に関する設問。凝固点降下度にも触れられており、凝固点降下に関する計算式に関する知識も求められている。やや長文読解の側面もあり総合的な知識が要求されている。難易度は高い。 第2問を解く
弱酸の電離平衡に関する空欄補充問題。平衡定数とpHから分子式を求める問題になっており、pHに関する計算式の知識も問われている。弱酸に関する総合知識が求められており難易度は高い。 第3問を解く
アルカンと乳酸に関するカルボン酸の酸化、異性体に関する設問。光学活性に関する知識がもとめられる。不飽和結合についての設問もあるがカルボン酸について知識があればそう難しくない。難易度は普通。 第4問を解く
糖分子(マルトース)に関する設問。燃焼させた時の二酸化炭素量を求める設問まざっており、理想気体方程式に関する知識も要求される。難易度はやや低い。 第5問を解く
生物
過去問の傾向
計算1題、論述2題の大問3題。内容は基本~標準だった。
過去問の対策
難易度が高くなく、時間的余裕もあったので高得点勝負となった。教科書レベルの知識と定石を完璧に身につけているかどうかが問われた問題内容。
2013年
英語
過去問の傾向
過去問の対策
数学
過去問の傾向
過去問の対策
物理
過去問の傾向
過去問の対策
人工衛星に関する問題。前半は人工衛星の第1・第2宇宙速度、静止速度を導出するための基本知識があれば容易である。後半は運動量保存の法則を用いればそれほど難しくはない。 第1問を解く
電磁気に関する問題。(1)は平行板コンデンサー、(2)は磁場中の荷電粒子が描く円運動、(3)はコイルの磁束密度変化による誘導起電力についての知識を用いる。難易度は易しい部類である。 第2問を解く
ばねとシリンダーを用いた系における力学に関する問題。熱力学第1法則とばねの単振動に関する知識を用いれば、標準的な難易度である。 第3問を解く
光の解説に関する問題。前半は光の干渉実験(ヤングの実験)についての知識を用いれば良い。後半は光の回折格子おける回折条件および全反射に対する条件を理解していれば難易度はそれほど高くはない。 第4問を解く