獨協医科大学の過去問対策

全教科の過去問題一覧

2012年 2013年

2012年

英語

過去問の傾向

表現のニュアンスをつかむ問題

読解長文の内容は「身体を使った様々なバリアシグナルについての分析」。専門用語は少ないが、状況や感情を言い表す様々な表現の意味を正確につかむ力が試された。

過去問の対策

かなりの長文を読みこなすスキルはもちろん、文法・語句問題について時間をかけずに次々と解いていくことが必要。大量の演習あるのみ。

長めの長文読解問題だが、内容は比較的わかりやすい。一部整序英作文問題。 第1問を解く

短めの長文読解問題。設問は似た意味の単語を選択する問題で、前後の文章からの推察が必要なものもある。 第2問を解く

標準的な整序英作文。難易度は易しめ。 第3問を解く

文法に関する空欄補充問題の小問集合。難易度も標準。 第4問を解く

数学

過去問の傾向

ジャンルをしぼった大問構成

三角関数、積分、三角比、いろいろな曲線、確率から出題。小問がなく問題ジャンルがしぼられていたため、得意・不得意が出やすかった。

過去問の対策

例年の頻出分野にないものも大問として出されているので、過去の傾向にとらわれすぎず全体的にマスターしておくことが大切であることがわかる。

文字式を含んだ三角方程式が実数解を持つ条件を求める問題。三角関数の性質を用いて式を求める。計算がやや複雑になっているので、計算ミスを気をつけたい。 第1問を解く

四面体の体積、頂点からおろした垂線の最大値を求める問題。問題文から図形の姿をきちんと捉えられるかがポイント。体積が求まれば、垂線の最大値はさほど難しくない。 第2問を解く

3個のさいころを同時に投げたときのでための確率を求める問題。求められている確率の場合の数がわかりづらくやや難しい。特に3は問題文の条件から求める場合の数を適切に場合分けしなければならない。 第3問を解く

極方程式と図形の面積に関する問題。極方程式についての知識が必要な問題なので現役生には難しい。求めた方程式が表す図形がどういった図形か理解できるようにしたい。 第4問を解く

定積分の漸化式、定積分の値を求める問題。定積分や三角関数の性質を用いて式変形を行い、漸化式を求める。式変形が複雑でややレベルが高い。 第5問を解く

物理

過去問の傾向

気体の状態変化、音波、単振動など、概ね例年の頻出分野にそった出題。それ以外では電場と電位、熱量と温度など。

過去問の対策

過去問をいかにやりこんでいるかで差が出る問題構成。その上で、これまで出題されてこなかった問題に対応できたかどうかで合否が分かれた。

ゴムひもにとりつけられた小球の鉛直方向の運動に関する問題。弾性エネルギーを加えた力学的エネルギーの保存の法則を用いる問題。きちんと式を立てられれば計算自体は複雑ではない。 第1問を解く

2球の衝突と温度上昇に関する問題。運動量保存の法則により、衝突前後の速さや反発係数を求める問題。また、最後に熱量に関する問題もあるため、熱力学に関する知識も必要になる。 第2問を解く

弦の定常波に関する問題。定常波や波の基本的な性質を理解していればそれほど難しい問題ではない。 第3問を解く

バネのついたピストンでシリンダーに閉じ込められた気体に関する問題。熱力学による圧力や温度、内部エネルギーの変化を求める問題。気体の状態方程式や熱力学第一法則などを理解しておく必要がある。 第4問を解く

2つの点電荷が作る電場と電位に関する問題。電荷による電場の強さや電位を求める問題。さらに静電気力による位置エネルギーを求める問題もある。 第5問を解く

化学

過去問の傾向

例年の頻出分野で構成された問題。3年ぶりに反応の速さと化学平衡についての出題があった。

過去問の対策

過去問から分野を把握していれば対応できる問題構成。問題数が多いため、要領よくこなしていけるかどうかがカギとなった。

知識問題の小問集合。標準的な問題が多い。 第1問を解く

気体に関する問題。基本的な問題が多く、整理しつつ解くことが重要。 第2問を解く

溶解平衡に関する問題。難易度はやや難。計算ミスしないように注意。 第3問を解く

無機化学分野の知識問題の小問集合。聞かれるのは標準的な内容。 第4問を解く

有機化学分野の構造式決定の問題。各反応の結果を確実に理解する必要がある。 第5問を解く

生物

過去問の傾向

例年の頻出分野で構成された問題。ただし例年より範囲が狭く、遺伝・変異、代謝、反応と調節からの出題のみだった。

過去問の対策

毎年出題されている同化・異化はもちろん、核酸とタンパク質合成、遺伝とハーディ・ワインベルグの法則など「出るとわかっているもの」をいかに完璧にしておくかが重要。

遺伝子の構造と発現を問う空欄補充問題。塩基配列と合成開始部位、転写、翻訳等幅広い知識が必要。DNAの吸光度を問う問題もありやや難しい。難易度は高い。 第1問を解く

ヒトの生体ホルモンとホメオスタシスについての空欄補充問題。ホルモンを作る臓器、標的細胞、血中ホルモン濃度に関する幅広い知識が必要。難易度はやや高い。 第2問を解く

優勢遺伝とメンデルの法則に関する空欄補充問題。一部遺伝法則を計算する問題があるが計算自体はやさしい。公式を覚えている必要がある。難易度は低い。 第3問を解く

植物の窒素代謝に関する空欄補充問題。酵素の反応速度と基質濃度に関する知識と有機酸の代謝回路の知識が必要。タンパク質中の窒素含量を求める問題があり、原子量に関する式を立てればよい。難易度は低い。 第4問を解く

生物の受容器(感覚器)と中枢神経に関する設問。反射中枢に関する知識と基本的な生体の生命維持に関する知識が問われている。難易度はやや高い。 第5問を解く

2013年

英語

過去問の傾向

過去問の対策

長文読解問題。下線部の意味を問う選択問題と、整序英作文。語数は多めだが、難易度は易しめ。 第1問を解く

対話文についての問題2題、文章の並び替え問題2題、さらに英文中の空欄補充問題5題という三つの形式から成る。形式が異なること、また問題量が多いため集中力の持続が鍵となる。やや難易度は高い。 第2問を解く

整序英作文10題。複雑な問題は無く、受験生なら馴染みのある構文が使われている。標準的な問題なので、慎重に正確に解答していきたい。 第3問を解く

文法に関する空欄補充問題合。一般的な文章で、難易度も普通。 第4問を解く

数学

過去問の傾向

過去問の対策

やや易しめの整数問題です。素数を使った問題では2が鍵となる場合がしばしば見られます。時間配分に注意しましょう。 第1問を解く

袋中の2色の玉を2人で取り出す勝敗に関する問題。場合の数、確率などについての基本から応用までの幅広い知識を必要とし、難易度は中程度である。 第2問を解く

平面図形でのベクトルに関する問題。角の二等分線と辺の比の関係、正射影ベクトル、メネラウスの定理などの平面幾何についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く

曲線(双曲線)の回転に関する問題。漸近線の導出、回転行列による一次変換、加法定理の応用、双曲線の焦点などの知識を問われる。設問に従って解けば、難易度はそれほど高くない。 第4問を解く

積分を含む式に対する微分などの演算に関する問題。積分を含む式に対する微分、関数の積の微分などの知識を問われる。設問に従って解けば、難易度はそれほど高くない。 第5問を解く

物理

過去問の傾向

過去問の対策

小問集合。問1は運動エネルギーと摩擦力による仕事量について、問2は熱量保存の法則(比熱と熱容量)についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はやや易しい部類である。 第1問を解く

動滑車に小物体を下げ、一方を天井に他方を斜面上の他の小物体に接続した場合の問題。動滑車に対する運動の法則、力学的エネルギー保存の法則などの力学の知識を用いる標準的な問題で、難易度は中程度である。 第2問を解く

2枚の平板ガラスの右端にテープを挟んだ場合に発現する干渉縞に関する問題。光の干渉・回折についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第3問を解く

単原子分子理想気体の状態変化(p-∨グラフ)に関する問題。気体の状態方程式、内部エネルギー、仕事量などの熱力学についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くはない。 第4問を解く

直流電源に抵抗・抵抗線・光で抵抗値が変わる抵抗を使用した回路に関する問題。光電効果や抵抗線を用いた直流回路についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はやや高いといえる。 第5問を解く

化学

過去問の傾向

過去問の対策

全分野からの小問集合。解答方式は選択問題。基礎的な問題ではあるが、計算問題も含まれているので少々時間がかかってしまうかもしれないがスピーディーにこなしたい。難易度は普通。 第1問を解く

溶解平衡に関する問題。解答は選択式。溶解平衡についてしっかりとマスターしておきたい。また計算問題が多いのでミスに注意。難易度はやや難。 第2問を解く

蒸気分圧に関する問題。知識に加え、問題文をよく読んで理解することが必要。計算問題が中心になるので落ち着いて取り組みたい。難易度はやや難。 第3問を解く

無機化学の小問集合。解答方法は選択式。基礎的な内容を理解していれば解答できると思われる。難易度は普通。 第4問を解く

有機分野からの出題。有機物の構造決定と有機物の検出反応についての知識が必要になってくる。標準的な問題で難易度は普通。 第5問を解く

生物

過去問の傾向

過去問の対策

前半は植物の呼吸商に関する計算問題が中心。細胞呼吸の実験に貢献した人物の名前を問う問題もあるため、人物名も押さえておく必要がある。後半では、酵母の呼吸商から嫌気呼吸と好気呼吸の比を問う問題がやや複雑。全体的な難易度は普通。 第1問を解く

遺伝子組み換えに関する空欄補充問題。ヒトのタンパク質を大腸菌で生産する場合の、塩基配列や大腸菌、cDNA、PCR法に関して基礎的な知識を問う問題。難易度は中程度。塩基配列と合成開始部位、転写、翻訳等幅広い知識が必要。DNAの吸光度を問う問題もありやや難しい。難易度は高い。 第2問を解く

神経細胞に関する空欄補充問題。神経細胞が刺激を受けた時のイオンや電位に関する知識が必要。計算問題やグラフ問題もあり、難易度は高め。 第3問を解く

発生学における胚の成長過程と分化の問題。一問一答の選択肢問題。卵割から胚の成長過程、および、外的要因が各時期どの様に影響するか各胚葉がどの組織に分化するかも正確に理解していないと解けない問題となっている。難易度はやや難しい 第4問を解く

遺伝の法則についての問題。一問一答式の選択肢方式。3つの遺伝子を含む検定交雑と染色体地図を作成する事が主となっている。問題自体はよくあるパターンなので、遺伝の法則に計算の仕方がわかっていれば比較的容易に解ける。難易度は普通。 第5問を解く