兵庫医科大学の過去問対策

全教科の過去問題一覧

2012年 2013年

2012年

英語

過去問の傾向

記述式2、記述と選択併用の2、選択2の大問6題。これまでになかった和文対照の語句整序が出題された。

過去問の対策

この年の英作文は和文英訳。和文英訳はテーマのみ与えられて作文するよりも時間がかかることが多いので演習で慣れておくことが必要。

10個の英文による整序英作文の問題。各文に7語から10語の整序部分があるが、その中の指定されたところの語を答える。それぞれの句や節を構成する部分に気づくことがポイントとなる。難易度は標準。 第1問を解く

空所補充の五択形式の小問10題。慣用句などを含む語彙的知識をおもに問う問題である。設問の眼点はそれぞれ異なるが、総じて標準~やや難の問題。 第2問を解く

300語弱の英文を読み、文中の5個の空所を補充する四択問題。英文の内容は標準的であり、文意がとらえられれば適切な解答を得ることができる標準レベルの問題。 第3問を解く

アスリートの能力に関する200語あまりの英文を読み、内容把握・語句の言い換え・空所補充・下線部訳をふくむ総合読解問題。語彙力が重要だが、極端にひねった出題もなく、全体として標準的な出題。 第4問を解く

400語弱の英文が与えられ、その中にある5つの空所補充と下線部訳(1文)との問題。設問数は少なめに見えるが、下線部訳に際しては前パラグラフの内容を的確に把握して表現する必要があり、難易度はやや高め。 第5問を解く

現役医師のエッセイの一節を英訳する英作文の問題。日本語の表現の趣旨を上手にとらえて英訳しなければならないものの、難解な語句などを用いる必要はないので、英作文の問題としては標準的。 第6問を解く

数学

過去問の傾向

例年通り大問は6題だが、うち1題の小問集合は例年より1問少ない5問。

過去問の対策

[1]の小問集合のなかでは、知識の広さを問われる方程式の問題の難易度が比較的高かった。

小問集合。どの問題も若干複雑な計算が必要になるが、難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

連立漸化式の問題。数列の知識を用いる。最初の連立漸化式が立てられるかが鍵となる。 第2問を解く

2次方程式の解の配置、不等式と領域の問題。2次関数と積分の知識を用いる。(1)が解けるかが鍵になる。(2)~(4)は(1)の結果を用いて解く。 第3問を解く

物理

過去問の傾向

大問数が3題に減ったが、描図問題は例年通り出題された。

過去問の対策

出題範囲が毎年広範囲におよぶため対策が立てづらいが、逆に言えば過去問を数年分こなせばだいたいのジャンルでの問題の傾向をつかむことができる。幅広い基礎知識を蓄えつつ演習にはげもう。

小問集合。どれも標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

衝突、水平面上と斜面上での物体の運動の問題。力学の知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第2問を解く

コンデンサーの接続と発生するジュール熱の問題。回路とコンデンサーの知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く

化学

過去問の傾向

2011年度に続き、計算、論述、描図と幅広い解答形式。大問数も2011年度と同じく3題であった。

過去問の対策

例年通り、広範囲からの出題。とはいえどれも近年の過去問で扱われているものばかりなので、過去問対策をきちんと行っておけば意外な問題はなかったはず。

無機化合物と電気分解に関する設問。結晶構造の知識と酸化還元反応の知識が求められる。それぞれ計算式を立てるのに必要な公式の知識があれば難しくはない。難易度は低い。 第1問を解く

ヨウ化水素の反応速度について問われている問題。平衡反応の知識と活性化エネルギーについての知識が必要になる。難易度は普通。 第2問を解く

グルコース、マルトースの酸化還元反応とその結合を問う設問。脱水縮合反応についても触れられているので有機物の官能基についての知識が必要になる。難易度は普通。 第3問を解く

生物

過去問の傾向

大問数が大きく増えて7問に。論述、計算、描図と解答の仕方も多彩となった。

過去問の対策

基礎的な問題が並ぶなかに、ラクトオースオペロン、酸素反応速度の考察など、新鮮なテーマや考察を擁する問題が含まれ差のつく要因となった。

ATPによる筋収縮、細胞膜の構造、生体膜、免疫グロブリン、生体ホルモン、自律神経に関する知識を問う問題。幅広いジャンルであるが、それぞれ難易度は低い。 第1問を解く

ほ乳動物の初期発生に関する設問。染色体数、クローン技術、遺伝子の構造と発現に関する知識が必要。難易度は普通。 第2問を解く

開花を制御する植物ホルモンについての設問。生長点、ホルモンの生成箇所、日照時間によってそれらが制御されることについての知識が必要。難易度は低い。 第3問を解く

ヒトの血液型の優性・劣勢遺伝に関しての設問。遺伝子の構造と発現、突然変異についての知識が必要。難易度は低い。 第4問を解く

ラクトースを分解する酵素を合成するDNA構造についての設問。DNA転写、コドン、RNAに関する知識が必要。難易度は低い。 第5問を解く

ヒトの筋疾患遺伝に関する設問。遺伝子の構造と発現、その発現確率の計算式についての知識が必要。難易度は低い。 第6問を解く

発酵と酵素の反応に関する設問。酵素活性、反応速度、適正pH、適正基質濃度に関する知識が必要。難易度は低い。 第7問を解く

2013年

英語

過去問の傾向

過去問の対策

整序英作文の問題で、計20問。記号を並べ替えて、文を完成させる問題です。この問題で必要なのは、文法をどれだけ多く知っているかです。難易度標準。 第1問を解く

空欄補充の問題が10問あり、選択肢が5つの中から一つ選んで答える問題です。副詞や前置詞を入れる表現が比較的多いです。難易度標準。 第2問を解く

少し長めの英文を読み、下線部の意味と近いものを選ぶ問題と和訳の問題が2問あります。総合的な英語力が必要になってきます。難易度少し高いです。 第3問を解く

英文読解の問題で、少し長めの文で、空欄補充やまとめを書く問題が出てきています。長文を理解する必要があるので、総合的な英語力が必要です。難易度はやや難しい。 第4問を解く

英文読解の問題で、問題が3問あります。数字を入れる問題や下線部の意味を答える問題があるので、ある程度文の理解が必要。読解力が必要になってきます。難易度は高いです。 第5問を解く

英訳の問題で、話題は健康維持。難しい単語を書く必要はあまりないので、文法をおさえていれば溶ける問題である。難易度は標準。 第6問を解く

数学

過去問の傾向

過去問の対策

小問集合。分数式、加法定理、指数関数と対数関数、ベクトルの内積、3次方程式の解と係数の関係、積分などについての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

腕相撲の勝敗に関する確率の問題。設問(1)(2)については確率の基本的な問題であるが、(3)(4)は応用的な問題である。難易度は、やや高めであるといえる。 第2問を解く

曲線y=f(x)を回転させてできる立体の体積計算に関する問題。関数の積の微分、極大値の計算、積分などについての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第3問を解く

物理

過去問の傾向

過去問の対策

小問集合。ドップラー効果、力のモーメントのつり合い、熱放射の強さの波長分布、クーロンの法則・エネルギー保存の法則、平面波の屈折と干渉についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第1問を解く

摩擦のある斜面から斜方投射された物体の運動に関する問題。力学的エネルギー保存の法則、摩擦力を含む運動方程式、等加速度運動の式など力学についての知識を用いる応用的な問題で、難易度は若干高めである。 第2問を解く

直流電源に繋がれた金属線中の自由電子の運動に関する問題。電場中の電子に対する運動方程式・力のつり合い、オームの法則など電磁気学についての知識を用いる応用的な問題で、難易度は若干高めである。 第3問を解く

単原子分子理想気体の状態変化(p-∨グラフ)に関する問題。気体の状態方程式、内部エネルギー、仕事量などの熱力学についての知識を用いる標準的な問題で、難易度はそれほど高くない。 第4問を解く

化学

過去問の傾向

過去問の対策

窒素および窒素化合物に関する歴史を用いた記述および選択問題。窒素の属性および窒素化合物の工業的利用についての知識が必要。無機物の反応に関する問も含まれるため、それらの知識も必要。難易度は低い。 第1問を解く

水とエタノールを使用した実験に関する記述および選択問題。実験器具の理解と大気圧、密度、質量を求める知識が必要。難易度は中。 第2問を解く

有機化合物の反応実験に関する記述問題。有機実験による反応式を表す知識が必要。不斉炭素原子についての問もあるため、その知識と構造式についての知識も必要。難易度は中。 第3問を解く

生物

過去問の傾向

過去問の対策

小問集合です。ナトリウム・カリウム細胞内外濃度,同化などの知識が必要です。どれも教科書レベルの問題なので,難易度は低いです。 第1問を解く

生殖と卵子の老化についての問題です。何個の精子を作るには何個の一次精母細胞が必要かなどの見慣れない問題である。卵子の老化という医学的なことも聞かれている。難易度は,高めだと思われる。 第2問を解く

植物の遺伝と突然変異の問題である。短い時間で問題文を理解して問題を解くことを考えると,難易度は,高めかと思われる。 第3問を解く

遺伝の問題である。教科書レベルのものなので,難易度は低いと思われる。落とせない問題だと思う。 第4問を解く

発生学の問題である。胚のどこが何に分化するかという知識が必要である。教科書レベルの問題なので難易度は,低いと思われる。 第5問を解く

インドール酢酸の濃度と植物の成長についての問題である。教科書レベルの問題なので,難易度は低いと思われる。 第6問を解く

活動電位と神経伝達物質の問題である。教科書レベルの問題なので,難易度は低いと思われる。 第7問を解く

生命の誕生についての問題である。嫌気呼吸と好気呼吸のどちらがエネルギー的に有利かなどの知識が必要である。難易度は低いと思われる。 第8問を解く